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【2022年版】おすすめ「女性向けライトノベル」を厳選して紹介!

2021年11月27日

こんにちは、みけさんです!

今回はおすすめの女性向けラノベを紹介していきます!

恋愛ものから異世界転生、ミステリーまで様々なジャンルの女性向けラノベを集めてみました。

面白いストーリーだけでなく、文章も読みやすい作品ばかりなので、ラノベ初心者から熟読者まで自信を持ってオススメできます!

日頃の喧騒から離れて、ゆっくりと非日常の世界に身を委ねて下さい(笑)。

コミック化されている女性向けラノベも多いので、是非コミック版もチェックしてみて下さい。

それでは、行ってみよう!

おすすめ女性向けラノベ

悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される

イケメン王子に胸キュン!!婚約破棄から始まる純情のラブストーリ!

悪役令嬢に転生したティアラローズ、前世の記憶を戻したのは断罪イベントの前日?!ゲーム通りに婚約破棄を受け入れて静かにパーティー会場から退場しようと決意するティアラローズ、シナリオ通りに国外追放を言い渡されたその時、思わぬ出来事が起こる!なんと隣国のイケメン王太子がティアラローゼに求婚を?!颯爽と助けに入るその姿は物語の王子様のようで……。婚約破棄から始まる純情の恋愛ストーリー!

主人公のティアラローズが非常に謙虚な性格で好感が持てると共に、イケメン王子に愛される姿は見ていて尊いです!ヒロインやライバルとの対立なども物語が進むたびに激しくなっていきますが、それらを乗り越えてティアラローズとその周りの人々が幸せを掴む様子は胸に来るものがあります!コミカライズ化もされており、ティアラローズと王子様が綺麗に描かれているのでコミックの方にも注目です!

 

悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします

大好きな兄を救え!!甘々な兄妹による健全な異世界ラブコメディー!

ブラック企業に勤めるアラサー社畜SEの主人公・利奈は目が覚めると乙女ゲームの悪役令嬢エカテリーナに転生してしまう。前世で大好きだった悪役令嬢の兄で、クールな見た目とは裏腹にシスコンなアレクセイに会えて喜ぶ主人公だが、アレクセイの公爵としてのお仕事は超絶激務?!兄の過労死フラグを叩き折ろうと動き出すエカテリーナだが、それに加えて国の滅亡フラグまで……。エカテリーナは前世の知識を使って兄を救い、幸せな生活を手に入れることが出来るのか?!仲の良い兄妹による健全かつ甘々な異世界ラブコメディー!

悪役令嬢の主人公が兄のことを好きなのと同様に兄であるアレクセイも妹が大好きという相思相愛の二人ですが、恋愛というよりかは愛情と言った方がシックリくるような温かいストーリーになっています!また、過度にベタベタする訳でもなく節度を持ちながらも甘々で繰り広げられる兄弟愛は気持ちよく読み進めることが出来ます!主人公を含めて登場人物達も嫌味がなく好感の持てる性格をしているので、癒されたい方にオススメしたいライトノベルです!

 

王太子妃になんてなりたくない!!

王太子が婚約者を溺愛?!TL寄りの甘々な恋愛ラブロマンス!

宰相かつ筆頭公爵家の公爵令嬢であるリディは前世の記憶を有した元日本人の転生者だった。そしてある時、宰相である父親から王太子殿下のフリードリヒとの婚約が決まったことを知らされる。金髪碧眼の美形で優しく穏やかと評判の良いフリードリヒだが、リディには絶対に譲れないある一つの問題が!それは王族が一夫多妻制を採用していること!前世日本人であるリディにはそれは受け入れがたく、なんとかして王太子殿下との婚約を破棄しようと画策するリディだが………腹黒イケメン王太子に外堀を埋められており大ピンチ!結婚に乗り気でないリディと婚約者にメロメロなフリードリヒ、二人の恋の行方とは?!

初めはツンツンとするリディですが、物語が進むほどに角が取れていき、王太子との甘々な恋愛模様が幕を上げます!少し男前なリディとは対照的ににひたすらに依存するフリードリヒ、なんだかんだでお似合いの二人にはキュンキュンしてしまいます!恋愛要素が中心のストーリーとなっており、少しTL要素も含んでいるようなシーンではドキドキが止まりません!甘々なラブロマンスを楽しみたい方にオススメのライトノベルです!

 

掟上今日子の備忘録

一日で記憶がリセットされる?!忘却探偵の推理小説!

幼い頃からあらゆるトラブルに巻き込まれ、ことあるごとに犯人扱いをされる青年・隠館厄介、トラブルに巻き込まれた時は必ずある名探偵の女性に連絡を取る。彼女の名前は掟上今日子、一日経つと記憶がリセットされてしまう忘却探偵である。一日で記憶がなくなるため、あらゆる機密に平気で踏み込める掟上今日子は今日も事件を一日で解決してしまう!

一日で事件が解決するため、話のテンポがよくサクサクと読むことが出来ます!また、事件の推理も良く考えられているなと感じるので、推理小説が好き方は非常にハマると思います!眠ってしまうと記憶がなくなるという危うさも作品に程よい緊張感を与えており作品をより面白くしています!

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった

破滅フラグを回避しろ!!ド天然な悪役令嬢の奮闘記!

クラエス公爵家の一人娘であるカタリナは8歳の時に頭を強く打ってしまった影響で前世の記憶を思い出す。そう……この世界は前世でプレイしていた乙女ゲームの世界だった!ゲーム内では悪役令嬢だったカタリナ、どのルートも待っているのは没落ルート一択?!カタリナは破滅フラグを叩き折るため奔走するが………いつの間にか恋愛フラグが立ちまくり!少し抜けた悪役令嬢によるドタバタLoveコメディー!

本人は無意識な所が多いですが、いつの間にか主人公の周りに恋愛フラグが立ちまくっている様子が非常に面白いです!また、主人公の性格が大胆で気持ちの良い性格をしているため、サクサクと読み進めることが出来ます!そのため、男性の方でも楽しめると思います!

 

オペラ座の恋人

御曹司と女子大生のクラシックな官能小説

クラシック音楽が大好きな女子大生の結花は、二十歳になって念願のオペラ旅行を楽しんでいた。ロンドンのオペラハウスにウィーンの歌劇場。異国の地で心ゆくまで堪能する中で、たまたま隣の席で出会ったのは懐かしささえ感じる日本語を話す男性。感想を話し合い盛り上がる雰囲気のままにホテルへ同行した結花は、そこで一夜限りの関係を持った。これきりだと思ったのに、再び出会ったのは帰りの飛行機の搭乗口で……。そこから始まる年の差と身分差の二人の恋愛は、熟成されるワインのようにクラシック音楽と共に深まっていきます。御曹司に見いだされ原石を磨くがごとく、やがて美しく成長する結花の、官能の世界は読むたびにため息が漏れる内容です。

なんと言っても内容が濃いです。クラシックの知識も、料理や酒の表現も、描かれる官能の描写もすべてに圧倒されます。特に官能部分は周囲に人がいるとページ開くのをはばかるほどの内容です。むしろ一人でじっくりと世界に浸りながら読み込みたいほど。自分に自信がなく生い立ちにも陰のある二十歳の女子大生と、世界有数の会社を経営する実家と自身も世界を飛び回る優秀な御曹司という、本来ならば交わることのなかった二人の関係が進むほどに、世界は広がり読者の知識も深まります。現代版の光源氏かと思えるほどに結花を愛し育てる姿は、女性ならば一度は夢見るシチュエーションではないでしょうか。

 

キノの旅

それでも世界は美しい――。旅する少女とバイク

キノは相棒の喋るバイク・エルメスと共に世界中を旅している。出会うのは、個性豊かな人々とユニークな国々。それは時に世界の美しさを実感させられ、時に汚れた側面をまざまざと見せつけてくる。それでもキノとエルメスは飽くことなく世界を見てまわる。時に銃を抜き戦うことを強いられても、世界の醜さを突きつけられても、キノとエルメスは歩みを止める事無く進み続ける。どんな困難も乗り越え、それでも世界は美しいとキノは言う。壮大で、雄大で、時に私たちも気づかなかった世界の美醜を見せてくれる、ほろ苦いファンタジー冒険譚。

まず、主人公であるキノとエルメスの掛け合いが絶妙に面白い。明るい性格のエルメスに対して寡黙なキノのボケとツッコミは、テンポもよく思わずクスリとさせられる。また、ファンタジーな世界でも現実にも通ずる世界の美醜の描き方がとても衝撃的でなおかつ読者がドキリとさせられる点。出てくるサブキャラクターたちも国の在り方そのものも、現実社会と少なからずリンクしている部分があり、世の中の不条理・醜さもしっかりと伝えてくる世界観が斬新で面白い。そんな世界を見たうえでキノが世界は美しいと断言するという流れに心を動かされる点も魅力である。

 

薬屋のひとりごと

架空の中国後宮で薬屋・猫猫の推理が冴える!

都の花街に在る薬屋の養い子・猫猫は薬草採り行ったところ、人攫いにあい後宮の下働きに売られてしまう。とは言っても、働けば給金も出るし数年で家に帰ることもできる。じゃあ目立たずに年季明けまで地味にしていよう、と思っていたところ事件発生。皇太子と公主さらにその母の妃達までもが体調を崩して、ついには皇太子が死亡。ギスギスした後宮は不穏な空気に包まれます。その最中、猫猫がとった行動が一人の宦官の目にとまります。美貌の宦官・壬氏によって、猫猫は薬品や毒物への驚異的な知識と推理力を買われ事態の収拾に乗り出します。真実に迫っても「誰かが傷つく」可能性があればそっと蓋をする猫猫。危ない橋は渡らないはずが、いつの間にやら貴重な薬に釣られて事件に巻き込まれていきます。

設定が斬新です。架空の中国を思わせる国の後宮が舞台で、イメージは唐や宋の最盛期の感じです。カカオが出てきたり、葡萄酒が登場したり国際色が豊かで医食同源の美味しそうなメニューが描かれて、なんだか自分でも作りたくなってくる作品。一方で精巧なつくりだと感服するのはリアルな歴史の考証部分です。武則天への近年の評価や、定説化されてきた「宋朝弱兵」の検証、西域への農業政策や外交戦略、明の皇位継承の暗黒面、など挙げていけばきりがないほどです。ちなみに北宋の名君、仁宗は生まれた直後に取り替えられた事で生き延びた、と巷で噂された人物。細かくネタが詰まっていて楽しい作品です。

 

後宮の烏

後宮に居ながらも「妻では無い」謎の存在、烏妃をめぐる妖しくも哀しい幻想譚

若き皇帝、高峻が側近の宦官衛青と共に「烏妃」の住まう夜明宮を訪れた事から物語は始まります。宮中での怪異を鎮める依頼をしようと訪れたところ、漆黒の殿舎の中から現れた烏妃は不思議な気品を持つ少女でした。宮中での噂では烏妃とは不気味な老婆だ、いや幼女だ、妙齢の美女だなどと多くの噂があったのです。皇帝相手でもぶっきらぼうな態度を変えない、当代の烏妃、寿雪。2人の出会いは永く封印されてきた多くの謎を壊し始めることになります。始めの依頼は、翡翠の耳飾りの持ち主の「幽鬼」を探すこと。しかしそれは先帝の后にまつわる陰謀へと繋がっていきます。やり切れない真相と僅かな安堵を共有する内に少しずつ変化する2人の関係は、それさえも運命なのか?謎解きと幻想のシノワズリです。

盛唐を思わせる世界に展開するファンタジーですが、幽玄で耽美な世界は唯一無二の美しさです。主人公の寿雪は不思議な力を持つ、いわば巫女です。烏妃に選ばれて後宮に住んでいるのですが、この烏妃という存在自体が本当は何なのか、というのも作中最大のテーマです。寿雪自体の身の上もかなり大きな要素です。皇帝である高峻は、名君なのですが幼少期からの苛烈な人生の為か自分を抑えすぎで一見感情に乏しく見える苦労人です。私の一番のお気に入りは、この不器用すぎる2人がお茶をする場面です。干し棗や蒸しパンや蓮の実餡の包子などがなんとも美味しそうなんです!美しく哀しいストーリーの合間に少しホッとできるシーンが入る、絶妙なバランスが心地いい作品です。

 

31番目のお妃様

後宮での女の戦いに挑む、規格外なお妃様の奮闘記

ダナン国マクロン王のお妃となる人物を選ぶため、お妃選びが開始された。31人のお妃候補が集められ、1日には1番目のお妃様、2日には2番目のお妃様・・・と王様が月に一度それぞれのお妃候補の邸へと出向くのが国のしきたりである。三ヶ月に1度しか王様のお越しがない31番目のお妃様は貧乏くじであり、貴族どころか領主や大富豪も手を上げない。話は回り回って、孤島の天空領とまで言われる僻地の薬草領主の妹であるフェリアが31番目のお妃候補となった。妃になる気は微塵もなく、期限が来ればさっさと帰るつもりだったフェリアは、後宮の洗礼を受けるも持ち前のしたたかさで反撃!しかしようやく31日を迎え、はじめて出会ったフェリアとマクロン王は互いに惹かれ合うようになりー。これはマクロン王の妃になるため、後宮で奮闘する田舎娘フェリアの物語。

後宮で女官長や他のお妃候補との女の戦いに立ち向かうフェリアの奮闘記です。「田舎娘には田舎娘の誇りがあるの。」田舎育ちだからこそのサバイバル能力やたくましさ、元々の頭の回転の速さで、嫌がらせをさらりと受け流し、嫌味に負けることなく言い返すフェリア。お妃候補として規格外なフェリアが放つセリフや反撃は痛快で、清々しいくらいです。そんなフェリアですが恋愛には疎く、マクロン王からのアプローチや周囲のからかいにすぐに頬を赤くするなど、普段のイメージと異なる初々しく可愛らしいところも魅力です。また、マクロン王と相思相愛になるも31番目のお妃様であることが障壁となり、なかなか会うことができない中で密かに距離を縮めていくというような、少女漫画的な面白さもあります。

 

聖女の魔力は万能です

20歳OLが聖女として異世界召喚?!異世界で薬師として働きます!

突如として家の玄関に現れた魔方陣と共に異世界へと召喚された20歳OLの主人公・セイ。魔物の出現の原因となる瘴気を消すことができる"聖女"を呼び出す【聖女召喚の儀】で召喚されたのだが……なんと呼び出されたのは二人だった!赤髪の第一王子が現れたかと思いきやもう一人の女の子・愛良を連れてその場を去り、セイのことは視界の隅にも入らない様子。元の世界に帰ることもできない事を知り腹を立てるセイだが、渋々王宮で生活を送ることになり、暇つぶしに王宮内を散策していると薬草の研究職員と遭遇し……。

最初こそ見知らぬ世界でセイが無事に生活できるのかと不安になりましたが、周りの人々の暖かい支援を受けながら、セイがポーションの研究所で自身の居場所を作っていく様子には安心しました。研究所の同僚や上司、騎士団の人々などが皆優しく、セイ自身も頑張り屋さんなので非常に好感が持てます!団長との恋愛も描かれており、二人が今後どのような進展を見せるかにも注目ですね!

 

田中家、転生する。

家族ごと転生した田中家の楽しい異世界ライフ

日本に暮らすどこまでも平凡な田中家は、地震により全滅した。しかし、家族全員で異世界に転生し、スチュワート伯爵家になっていた。長女のエマが見つけた松茸を家族全員で食べたことにより、前世の田中家の記憶を思い出した。田中家は、こよなく猫を愛する一家だった。転生しても猫を飼いたいと思っていた矢先、前世で飼っていた猫のコウメイさん達と再会する。これにより田中家が異世界で勢揃いすることとなった。スチュワート家は、辺境の領地を治め、魔物を狩ったり、養蚕をしたり、しながら暮らしていた。お茶会などの貴族らしいことは苦手だけれど、猫たちとまったり、のんびり異世界生活を満喫する。

異世界転生モノはたくさん読んできましたが、家族ごと同じ異世界に転生してしまう作品は、初めて読みました。とても斬新な設定にとても驚きました。主人公一家は、辺境の領地に住み、魔物と戦いながら暮らしています。主な産業は養蚕で、主人公達は蚕の品種改良にも成功し、良質な絹糸を生産し、資産を増やすことができました。前世の知識を参考にしている訳でもないので、今世の主人公達がなかなかに高スペックな人物達のようです。しかし、中身は平凡を地で行く一家なので、庶民的感覚はそのままに、正しく資金と権力を使います。そして、猫たちと戯れることが、何よりも幸せという姿がとてもほのぼのする作品でした。

 

誰かこの状況を説明してください! ~契約から始まるウェディング~

 

ほっこりとした契約結婚の行く末をぜひ見届けてください!

とっても貧乏な貴族令嬢の主人公のもとに突然湧いて出た結婚話は、まさかのお飾りの妻としての契約結婚!旦那様になる方には愛する女性がいて、完全に自分は邪魔者として嫁入りする事になるのだと思っていたけれど、ところがどうして結婚してみれば、お屋敷の皆さんはとっても優しくて…。いつの間にかたくさんの人たちが主人公の魅力にはまってしまいます。主人公の悲劇を悲劇と思わない考え方、契約結婚をあくまで続けようという前向きな姿勢がどんどん周りを巻き込んで幸せの種をまき、芽を出し、やがて葉をつけつるを伸ばし花が咲く、たまにハラハラする場面もあるけれど、ほっこりしながら読み進めることができる物語です。

淡々と契約結婚を続けようとする主人公にはラブストーリーのかけらも存在していないのですが、話が進むにつれてほのかに甘い空気が漂うようになって、いつの間にか甘々にどっぷりと浸かっているという、流れるような展開がたまりません。次はどうなってしまうんだろう、このシーンの後は甘くなりそう、このイベントの後はもっと甘くなるんじゃないの?とにかく続きが気になってページをめくりたくなる作品です。主人公の天然ぶりもさることながら、ご主人様もかなりの天然で見ていてツッコミどころが多いのも楽しいです。幸せになっていくストーリーが読みたい方には絶対おすすめしたいです。登場人物がほぼ優しい人ばかりなので、安心して読める作品です。

 

転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります~チートなお父様の溺愛が凄すぎる~

最凶最悪の悪役令嬢の優雅な引きこもり生活

5歳の時、王女と勘違いされ、誘拐されてしまったアルベルティーナは、この事件をきっかけに前世の記憶を思い出した。アルベルは乙女ゲームのキャラクターであり、誘拐事件で傷を負ってしまったことを理由に、いろいろな人達に迷惑をかけ、傷つける最悪の悪役令嬢だったのだ。そんな悪役令嬢になりたくないと決意した5歳のアルベルは、自分のことを溺愛しているお父様の元でおとなしく、引きこもることにした。王子様との婚約もしないし、ゲームの舞台になる学園にも絶対に行かない。前世の知識とお父様の愛情で快適なニート生活を満喫していく。

前世では喪女でオタクだった主人公、心の声が時々令嬢らしからぬ言葉遣いになるのがとても面白いです。主人公はゲーム内でたくさんの悪事を働きますが、前世を思い出したことにより、破滅を回避するために全力で引きこもります。魔王なお父様に溺愛され、少し世間知らずに育ちましたが、前世の知識を正しく使い、公爵家や領地を豊かにしていきます。貴族として社交には出ることは出来ませんが、ちゃんと領民にも利益を還元しているので、少しおバカですが好感が持てました。ストーリーのテンポもよく、サクサク読み進めることが出来る作品でした。

 

どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です

魔女とイケメン騎士と惚れ薬

主人公は人里離れ湖に浮かぶ小島に引きこもって一人暮らす善き魔女のロゼ。そこに暗闇に紛れてやってきた一人の男。この男の出現で人とかかわらずひっそり生きてきたロゼの日常が変わっていく。「惚れ薬を作ってほしい。」と依頼するこの男ををロゼは知っている。いや、一方的に会ったことがあり、そして淡い恋心を抱いていたのだ。恋心を抱くこの男は騎士のハリージュ。初恋の相手に惚れ薬を依頼され、失恋決定したロゼは、せめてハリージュの記憶に残ればと少しずつ材料をハリージュに届けてもらう。ハリージュとロゼは少しずつ打ち解けていき、お互いに少しずつ変化していく。魔女ということで事件にも巻き込まれていくのだが、少しずつ近寄っていく二人から目が離さない。

ロゼとハリージュの二人はもちろんだが他の登場人物もとても魅力的に描かれている。魔女に対する偏見なども描かれているが、ロゼの性格のおかげかハリージュの魔女に対する態度のせいかあまり後味の悪さを感じさせない。世間知らずで、自分を守るためちょっぴりひねくれているロゼがほんとに素直でかわいい。ハリージュとの会話もテンポがあってとても心地よいし、二人の素直さゆえか、急にキュンとさせられてしまう。話の進め方も無理なく、魔女や惚れ薬などの設定がうまく使われている。出てくる伏線もきちんと拾われていて、読後感もよい。作者のほかの作品も読みたいと思わせてくれる作品。

 

伯爵と妖精

ヴィクトリア朝の英国を舞台に、妖精博士の少女と謎の美青年エドガーの冒険譚

19世紀末の英国、妖精と交渉する能力を持つリディアは、父を除く周囲からは変人扱いされていました。鉄道が走る時代なのに妖精なんかいるわけがないと。ところが運命が動き出し、リディアの妖精博士(ウィッチドクター)としての能力を求めた人物たちから狙われることになってしまいます。その中の一人がエドガー。どうやらアメリカから来た犯罪者集団のリーダーの謎の男は、身なりを整えるとまるで上流階級の貴族になりきっていました。黄金色の髪に灰紫色の瞳の絶世の美男子エドガー。大胆不敵なこの男とリディアの冒険が始まります!

主人公のリディアが、愛すべき鈍感です。真面目で誠実、虚飾を嫌い、軽薄な(正しくは、軽薄に見える様に振る舞う)エドガーが苦手です。エドガーに仕える従者、姉のアーミンと弟のレイブンがミステリアスで伏線の塊です。でもなんといっても、エドガーが魅惑的です。外見が綺羅綺羅しい男性は、この手の作品には珍しくないと言うか、標準装備ですが、このエドガーこそ作品の核になっていきます。まずその正体が複数あります。多くの仮面を纏い、どれもが真実の側面を帯びています。次に彼自身がリディアへの気持ちに気がついていない。そんな2人の為、シリーズが30巻を超えています…見所は細部にも詰まっています。当時の衣食住から貴族の生活様式、中流階級の生計、スコットランド北方の島々の美しい描写、どれも読み返してしまう楽しさです。

 

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

転生したら極悪非道の悪役女王?!細やかな心理描写が特徴の人間ドラマ!

乙女ゲーム「君と一筋の光の」の世界に転生した主人公だが、転生したのはゲーム内で極悪非道の限りを尽くしていたラスボス女王・プライドだった!ヒロインの妹と攻略対象者によって断罪される運命を知っているプライドは自身の運命を背負いながらも、自身が持つ権力の恐ろしさを忘れずに立派な女王となる事を決意する!主人公のプライドは第一王女としての責務を果たすため、立派な女王へとなるために様々な困難に立ち向かっていく!そして、プライドの運命はシナリオから大きく外れて………。

魔法などのファンタジー的な要素がありながらも、リアルな心情描写や暗い一面など読み応えのある作品になっています。他の悪役令嬢ものとは異なり、極悪非道なプライドがした残虐な出来事などもプライドの記憶の中に残っており、苦悩しながらもひた向きに努力するプライドには胸打たれます!しっかりと構成されたストーリーに加えて泣ける要素なども含まれており、とにかく完成度の高い異世界ライトノベルとなっています!

 

文豪ストレイドッグス

次々と巻き起こる事件!!文豪達が繰り広げる異能バトル!

異能力集団またの名を『武装探偵社』――社員の多くが異能の力を持つ「能力者」であり、軍や警察に頼れないような危険な依頼を専門にする探偵集団。そんな探偵社の一員である"国木田独歩"は現実を往く理想主義者にして、理想を追う現実主義者。その能力は『独歩吟客』――手帳の頁に文字を書き、手帳を破って念じると書いた物体を具現化できると云う能力。そんな彼はある時、"太宰治"と名乗る謎の新入りとコンビを組むことに。彼の能力は触れたあらゆる異能力を無効化するという【人間失格】。その能力は異能の中でも特に異端、世界最強の異能力者でも彼の前では唯の凡夫と化す。偏った性格の二人は幽霊屋敷事件への捜査へと乗り出すが……。

登場人物達の名前が昔の文豪たちから取られており、その能力名も各々の文豪が書いた作品名にちなんだものとなっています!昔の文豪たちを異能力者のキャラクターとする設定は非常に面白いですね!犯人捜しなどのミステリー的な要素も含んでおり、次々と登場する個性豊かな偉人達にはドハマリしてしまいます!また、キャタクターごとに説明がしっかいとなされているため、登場人物たちに愛着を抱いてしまいます!

 

宝石商リチャード氏の謎鑑定

宝石の謎、家族の謎を解き明かすハートフル・ミステリー

普通の大学生・中田正義は、ある春の夜、アルバイト先から自宅へ帰る途中、暴漢にからまれている美しい男性を助けます。その男性はつややかな金髪と青い目を持つ、イギリス人の宝石商で、「リチャード・ラナシンハ・ドヴルピアン」と名乗りました。リチャードから名刺をもらった正義は、自宅の冷蔵庫に保管している、祖母の形見の指輪を、リチャードに鑑定してもらうことにします。すると、リチャードは、正義を神戸へ連れていきたい、と言い出します。正義の祖母の形見の指輪は、どう言うルーツを持っているのか。正義は、リチャードとともに、神戸を目指します。

ミステリーに分類されるジャンルのお話ですが、基本的に人間が死ぬことはありません。宝石と、その宝石に関わる人間たちの謎を解き、わだかまりを解消する読後感の良いお話です。あつかっているテーマが家族・兄弟愛や、ジェンダーギャップ、友情、結婚、同性愛など、多岐に渡っていて、読者を飽きさせません。登場人物がみんな、大なり小なり重い過去や現在を背負っているので、深く感情移入してしまいます。登場人物の誰かを必ず好きになる作品だと思います。あと、出てくる食事やお菓子がとてもおいしそうで、食べたくなります。ボロボロ泣けるお話ですが、最後には「読んでよかった」と思えるミステリーです。

 

本好きの下剋上

愛する本のためなら頑張れる!!壮大なビブリア・ファンタジー!

本が大好きな主人公の本須麗乃は若くして地震によって命を落としてしまう。その後、異世界へと転生した主人公はマインという病弱な町民の幼女として暮らしていた。しかし、その世界では大好きな本が普及しておらず、インクや紙さえも身近になかった。マインは大好きな本を作るため、友人のルッツや商人のベンノの協力のもと、前世の知識を生かして紙づくりに励むことに!病気を抱えたマインは困難にぶつかりながらも大好きな本のため異世界で忙しい生活を送っていく!

本好きの残念女子が現代知識を生かして下剋上する内容かと思いきや、魔法や貴族社会、商業、戦い、神々との交流、友情、恋愛等、これでもかと盛り込まれた壮大なストーリーとなっていま!特に世界観が非常に細かく作り上げられており、読み進めるほど面白くなっていきます!勢いの凄い主人公と振り回される周囲の様子は微笑ましくもワクワクします!

 

魔女の旅々

どこかの国の空の下。灰色の魔女が紡ぐ出会いと別れの物語!

どこかの国の空の下、灰色の髪をなびかせるある一人の魔女がいました。魔女の名はイレイナ、これは冒険譚に憧れる灰色の魔女が一人で国々を回る旅物語。魔女のみが入国できる魔女の国、花束に隠された秘密、色々な幸せが詰まった瓶など、心温かくなるストーリーからシリアスなストーリーまで様々。美しく少し毒舌な少女は今日も一人で旅に出る。

世界観がしっかりと統一されており、本当に実在している世界を旅しているかのようなリアルさがあります!様々な国を巡って出会いと別れを繰り返す主人公ですが、旅のストーリーでは明るい話だけでなくシリアス話も盛り込まれており、感情を揺さぶられるのが非常に心地よいです!読み進めると癖になる面白さがあり、巻数を重ねるごとに面白くなっていくので是非続けて読んでみて下さい!

 

茉莉花官吏伝

少女に待ち受ける茨の道とは?!女官の後宮シンデレラストーリー!

物覚えがいいというちょっとした特技を持つ主人公の茉莉花(まつりか)は後宮内で女官として働いていた。彼女には物覚えが良いという理由から勝手に期待されて勝手に落胆されるというトラウマを持っていた。それ故に過度な立身出世を望まずに適度な立場を望む茉莉花はある日、お見合いの練習相手が体調を崩したことから、女官長から名門"黎家"のお見合い相手の代理を頼まれることに。軽い気持ちで向かったお見合いだが………そこには白虎神獣の化身である皇帝の姿が?!面倒ごとに巻き込まれる前に退散しようとする茉莉花だが、皇帝は茉莉花の秘められた才能に惚れこんでしまう!そして茉莉花は皇帝の命令で科挙試験を受ける事となるが……。

聖獣などのファンタジー的な要素を含みながらも、科挙試験などのリアリティのあるストーリーとなっており、中華版のシンデレラストーリーとも言える独特な世界観は癖になります!物語が進むほどに国家の命運がかかった仕事にも着手していく事となり、非常に内容の詰まったしっかりとしたストーリーとなっています!また、主人公の茉莉花が努力を積み重ねていき、様々な困難や難題を乗り越えて成長していく様子は非常に感動します!

 

魔法使いの婚約者

ぶっきらぼうな婚約者のひたむきな愛

主人公のフィリミナは、前世の記憶を持つ女の子。前世ではアラサーだったため、記憶が蘇ったフィリミナはどこか落ち着いた子に成長。転生した世界では魔法や剣などが当たり前のようにあるものの、フィリミナ自身には不思議な力は何もない。ある日、フィリミナは黒い髪の毛を持つエギエディルズと出会う。エギエディルズはフィリミナの父親と長い付き合いのある友人が連れてきた子どもだった。この世界では、魔力が強いほどに髪の毛は黒くなり、エギエディルズも強力な魔力を持っていた。周囲から畏怖と恐れの対象であったエギエディルズを何の躊躇いもなく受け入れたフィリミナ。そこから二人は少しずつ進行を深め、婚約を結ぶ。だが、強力な魔力を持つエギエディルズは次第に魔法使いとして頭角を現すようになり、その後、魔王討伐へと旅立ってしまう…

二人の幼少期は、強力な魔力を持ち周囲から忌避されるエギエディルズが、自分を怖がらないフィリミナと出会い、ゆっくりと親交を深めていくところから、成長して再会するところが見どころです。再会したエギエディルズはぶっきらぼうさとツンデレさが増していて、優しいフィリミナも腹を立てることも…(笑)。その後、エギエディルズは着実に成長をし、王国内でも一番の魔術師となります。何にも力を持たないフィリミナは、彼との格差を感じるものの、フィリミナだけがエギエディルズに対し変わらない態度で接するので、エギエディルズはより一層フィリミナに惹かれていきます。一見わかりにくい愛情だけど、ひたむきに愛を注ぐエギエディルズに読んでいるとこちらも惹かれてしまいます。

 

マリエル・クララックの婚約

腹黒系の美形眼鏡はお好きですか?!地味令嬢による婚約ラブコメ!

近衛騎士団副団長かつ王太子の幼なじみで若手出世株。その上知性と品性を漂わせる美しい美貌の持ち主という完璧人間に対し、大きな眼鏡をかけた特筆する特徴もない地味で冴えない娘。政略としてもありえない、なのに結婚の申し込みなど、何故に?! でも優しげな見た目に反し、冷徹で苛烈なところが隣で見られる権利は譲れません! 鞭を手にすればなお最高!婚約者に萌えまくる少女と優秀なはずが振り回され気味の青年が繰り広げるラブコメディ、ここに開幕!

主人公であるマリエルの自由気ままで我が道を行く様子が非常に面白くなっています!婚約者に対して萌えを叫んだり、夜会では地味な装いで存在感を消して人に近づいては観察と情報収集に勤しみ手帳に書き込む、その上嫉妬に狂った令嬢達に囲まれて罵詈雑言に俯いても、終わればケロっとした様子で言われた言葉を採点しつつ手帳に、また閉じ込められればドレス姿で窓から逃亡。常識からかなり離れており、次の行動が読めないところが魅力的です!婚約者は賢く腹黒ですが、さすがにマリエルの行動には面食らう事が多く、そんな二人の恋愛模様は見ていてドキドキします!

 

指輪の選んだ婚約者

出会いは突然に!!指輪と刺繍が紡ぐ恋物語!

今もっとも『時めあている』と言われるラエトゥス公爵家。その夜会で伯爵令嬢であるアウローラは、一人壁の花となっていた。しかし彼女の目的は本来の社交でなく、令嬢達のドレスに刺された刺繍。周りも気にせず、その見事さに熱い吐息を漏らす彼女はこよなく刺繍を愛する変わった娘だった。だが突如その至福の時間が壊される。勢いよく吹っ飛んできた何かが額に激突したのだ。その正体は指輪? 投げたのは月の精霊を思わせる美貌の青年フェリクス。彼の声が会場に響く。「指輪が選んだこの人を私の妻にする」と。恋愛に興味がない二人を繋いだ一つの指輪。そこから紡がれる恋物語の行方はー。

氷の貴公子と呼ばれ、端正な美貌に将来有望な近衛騎士のフェリクスは、実は見た目と反した内面をもち、社交関係に難ありの人物。夜会の翌日には土下座で謝罪し、縁談避けだと正直に告げたうえで婚約を申し込むなど、真面目さに魅力があります。そんな彼のアウローラへの接し方が時と共に変わっていくのですが、その無自覚な行動が周りを巻き込んだり、自覚後の溺愛振りに赤面したりと楽しい見所満載!彼女の為、問題解決まで思いを告げないところも好感が持てます。ゆっくりと進む恋物語、温かく見守る気持ちで楽しんで下さい!

 

竜騎士のお気に入り

雄大なストーリーに酔いしれる!!竜と騎士、侍女が紡ぐラブファンタジー!

空の王者にまたがり雄大な空を泳ぐ竜騎士隊、彼らは単身竜たちのねぐらに向かい竜と深い絆によって結ばれた勇気と幸運の持ち主達である。その中でも白の女王に背を許された最強の竜騎士・ヒューバードを慕い、竜のお世話をしていた少女メリッサはヒューバードが城を出ることを聞かされる。ヒューバードや白の女王と会えなくなる事を知り落胆するメリッサだが、同時にメリッサ自身も侍女として城を出ることとなっていた。その事をヒューバードに伝えるメリッサだが、ヒューバードは一目散にどこかに行ってしまう。それから一週間後……貴族の装いで現れたビューバードから告げられたのは辺境伯領へ共に移り住むことだった?!堅物竜騎士と竜に愛された侍女によるラブファンタジー!

恋愛要素よりかは竜やファンタジー的な要素が強く、特に竜が可愛くて萌えます!竜は人間の言葉を理解しているかの様な様子を見せており、イケメン騎士やヒロインの言葉に反応する竜の仕草がたまりません!テンポが良いだけでなく、竜の雄大な姿や登場人物たちの恋愛模様など、暖かく綺麗なストーリーとなっています!また、竜や登場人物たちの外見や仕草が丁寧に書かれており、物語の景色が目の前に浮かんでくるな心地よい感覚に包まれます!

 

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

7度目の人生こそスローライフを!最強皇太子と最強淑女による奮闘劇!

王太子から婚約破棄を叩きつけられたリーシェだが、これももう慣れたことである。このあとの処遇までどうなるか知っている………そうこれで七度目だもの!一度目の人生で濡れ衣を着せられ国外追放となった時は通りかかった行商の馬車に乗り込み世界を駆けまわる商人に、二度目の人生は実績のある薬師に、ある人生では侍女、またある人生では男装をして騎士に。様々なやりがいのある人生を送ったリーシェだが、何故か必ず二十歳で命を落としてしまう。そして7度目の婚約破棄の後、スローライフを目指して城から逃走を図るリーシェだが、そこで六度目の人生で騎士として生きたリーシェを殺した男・皇帝アルノルトと出会うことに!前の人生での事もあり警戒するリーシェだが、アルノルトから出た言葉は前の人生で出会った彼からは想像もつかない驚きの言葉だった?!

6度も様々な人生を過ごしただけあって、リーシェはできた人間性と能力を持ち合わせており、そつなく色々な事をこなす姿は非常にカッコいいです!自分の中に確固とした意志を持っており、精神的にも成熟しているなどリーシェは正に強い女性という言葉が似合います!また、6回の全ての人生で残虐な皇帝として君臨していたアルノルトですが、7度目に出会ったアルノルトからはそういった印象を受けることがなく、前の人生で彼にどのような出来事があったのかも気になるところですね!チート同士のリーシェとアルノルトの二人ですが、少しづつ距離を縮めていく様子は見ていても萌えまくります!

 

わたし、聖女じゃありませんから

元聖女と秘密を抱えた青年の恋愛冒険ファンタジー!

国一番の回復術士であるステラは、聖女としてダンジョンの最前線を駆け回り、負傷者を治療する日々を送っていた。恋人である第二王子ライルを心の支えに、ライルとの婚約を認めてもらうために五年近く戦い続けたある日、真の聖女を名乗るオリーヴィアが現れる。ステラは聖女の称号と婚約者を奪われ、更には冤罪をかけられて魔物のいる樹海へと追放された。一年後、生き延びたステラは国に見つからないように身元を隠し、冒険者生活を謳歌していた。ソロで冒険者をやっていたステラは、病に冒されていたドラゴンの亜人・リーンハルトを助け、恩返しがしたいという彼とコンビを組んで楽しく充実した日々を送っていた。一方、ステラが抜けた前線ではあと数か月で踏破できるはずだったダンジョンがいまだに瘴気を出し続け、不穏な気配が漂っていた。

聖女というしがらみから解放され、ただのステラとして冒険者仲間に受け入れてもらえたステラ。美味しいものを食べ、おしゃれをして自由を楽しむ姿は可愛らしい普通の女の子です。同時に自由になったことで自らの力の使い方と向き合い、自分のやるべき事を毅然とした態度で成し遂げる姿は凛としていて魅力的です。ステラとコンビを組むリーンハルトは美しいドラゴンの亜人の青年。彼にはある秘密があり、元聖女であることを隠しているステラとは互いに共感するところが多く、二人が少しずつ惹かれ合っていく様子が丁寧に描かれています。リーンハルトは強くて気遣いのできるイケメンなのですが、ステラの言葉に照れたり緊張したりと、等身大の青年として可愛らしい面も見られます。二人がお互いを理解し支え合い、試練に立ち向かうシーンは見所です。

 

最後に:おすすめ女性向けラノベ

今回はおすすめの女性向けラノベを紹介していきました!

異世界ものからミステリー、ゆったりとしたストーリーまで様々です。

気になる作品があれば是非チェックしてみて下さい!

-ラノベ