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切ない片思いに胸が締め付けられる少女漫画22選を一挙に紹介!

2021年5月3日

こんにちは、みけさんです!

今回は切ない片思いに胸が締め付けられる少女漫画を紹介していきます!

学生の片思いから大人な女性の片思い、いくつになっても女性は恋をして別れを経験します。

相手が振り向いてくれない一方通行の愛の形である片思い、そんな報われない片思いに胸が一杯になります。

また、切ない片思いを描いたものからコミカルな片思いものまで、色々なストーリーのものを集めてみました。

相手に振り向いてもらうために一生懸命にオシャレや自分磨きに力を入れる女性たちを応援したくなります!

それでは、行ってみよう!
【2022年版】おすすめ少女漫画100選!胸キュンが止まらない!

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片思い少女漫画22選

I LOVE HER

教師と生徒の純愛物語!

ショートカットがよく似合う主人公・花は両親の離婚によって転校することに。転校と同時に付き合っていた彼氏と別れて心に少し傷が残った花。新しい土地で母親と新しい生活を始めた花だったが、突然お隣さんが目の前でぶっ倒れてしまう。印象に残る出会い方をしたお隣さんだったが、なんとそのお隣さんは転校先の教師だった。しかも、花のクラスの担任教師。初めはなんとも思っていなかった花だが、お隣さんと接していくたびにドンドンと惹かれていく。少しずつ距離を縮めていく花だが、突然恋敵が登場して……。学生の淡い恋心を優しく描いた恋愛漫画。

ヒロインは「恋愛なんて奥手で興味がないわ」という風に見えるキャラクターですが、先生のことが好きで悩む姿は恋をする少女そのもの。生徒と教師という禁断の恋ですが、どちらかというとプラトニックな関係のままストーリーは展開していきます。そんな純粋で穏やかな恋の嵐となったのが教育実習に訪れた女教師の存在。若い女教師は色気を使いヒロインに挑戦状を叩きつけてくるのですが、まだ若い女子高生の花にとっては初めてのことで戸惑い萎縮してばかり。そんな可愛い女子高生のいじらしさは読んでいて微笑ましく懐かしい気持ちになります。自分が高校生だった頃の淡い記憶を思い出させてくれる作品です!

 

アオハライド

思春期特有の感情や思いが爆発!

主人公・双葉は高校1年生。双葉は、中学の時に好きだった、田中君という男の子のことを未だに忘れられず、引きずっている女の子。ある日双葉は、高校で同じクラスの女友達と共に廊下を歩いていると、田中君そっくりの男子を見かける。すれ違った男子は、背格好も、声も、田中君とは全然違う。でも双葉は、何故か彼が気になり、後を追いかけることにする。しかし彼は、同級生たちから「馬淵」と呼ばれており、双葉は「田中君じゃなかったみたい。彼に声をかけなくて良かった」と思う。しかしその日の帰り道、例の「馬淵」と地元で出会う双葉。馬淵は、とある神社に立ち寄る。その神社は、双葉が昔田中と雨宿りをした神社だった。

とても美人で友達想いな主人公・双葉がとある事件をきっかけに、わざとガサツな女の子を演じるようになる。しかし、双葉は恋をしてから、シャンプーを変えてみたり、化粧を始めたり、少しずつ女の子らしくなっていく。その過程が、見ていてとても楽しい。高校2年生に進学した双葉の新たな友人、牧田や村尾も、はじめは双葉とは共通点が皆無で、全然仲良くなれない。しかし、高校でのオリエンテーションをきっかけに、段々と絆を深めていき、やがて大切な仲間となっていく。まさに青春を丁寧に描いている良作だ。是非沢山の人に読んで欲しい少女漫画だ。

 

あなたのことはそれほど

泥沼不倫も漫画でならば楽しめる!

美都は、小学校時代一目ぼれをした初恋相手の有島と偶然再会。美都には、平凡で優しい夫・涼太がいますが、有島は美都をその気にさせるような態度を取り不倫の沼へ。さらに、有島にも妻・麗華が居て子どもが生まれるのでした。美都は、不思議と罪悪感は芽生えず有島への恋心を募らせながらも、退屈な夫・涼太のことが嫌いなわけではなく、淡々と夫婦生活を続けていきます。けれどそんなことが長くも続くわけもなく。美都の夫・涼太に対する気持ちと、有島が妻・麗華に抱いている愛情は全く別の種類なのでした。2組の夫婦の不倫の行く末は…?

見どころは不倫をしてしまう人間の自分勝手さです。美都の様な人は女性の敵ですが、シチュエーション的にまったく理解不能とまでは感じません。しかし、美都は若い女の子ではないので、もう刺激はいいのではないかと残念に思います。できることなら、独身時代に有島に再会してこっぴどくフラれてから涼太と知り合って結婚すれば幸せになれたのかも知れません。「あなたのことはそれほど」に出てくる人物は、愛と執着をはき違えています。それぞれの幼少期の人間関係が、影響しているとわかりますが、表面ではわかりにくい人間の嫌な部分に胸がチクチクする作品です。登場人物が全員残念な性格なのに、ストーリーに引き込まれてしまいました。

 

うそカノ

ウソから始まる天然女子と完璧主義男子のラブストーリー!

すばるは同級生の入谷にずっと片思いしていた。ある日、入谷が「彼女のふりをしてくれる人」を探していることを知ってしまった。そこですばるは入谷のうそカノに立候補することにした。今まで話すこともできず、遠くで見ているだけだったので、入谷との接点が持てたことにすばるは喜んだ。シャーペンを交換したり、一緒に下校したり、デートしたり、恋人らしいことをするようになった。入谷が笑っていると自分もうれしく感じ、いつか本物の彼女になれたらと願っていた。しかし、ひょんなことから入谷がうそカノを必要としている理由を知ってしまう。うそから本物になれる日が来るのだろうか。

最初は初恋の女性のためにウソの彼女を探していた入谷でしたが、いつの間にかすばるを溺愛していくようになります。勉強はできるけれど、人の感情の機微に疎く、無自覚にすばるのことを不安にさせていました。すばるにどれくらい自分のことが好きか聞かれても上手に誤魔化すこともできず、すばるが自分を好きなほどには好きじゃないと素直に応えてしまいました。しかし、すばるに近づく男にはちゃんと嫉妬し、すばるとのデートを完璧に成功させようと努力もするようになりました。すばるが望んだようなお互いが大好きな両思いの本物の彼女になることができて、本当に良かったと思えました。かわいいお話が多くて、2人の恋を純粋に応援したくなる作品でした。

 

お嬢と番犬くん

ヤクザの孫のお嬢様を見守ってきた番犬やくざ

一咲の両親は5歳のとき、交通事故で亡くなった。そこで一咲を引き取ってくれたのが唯一の肉親である祖父だった。三代目瀬名垣組組長、瀬名垣太助である。つまり瀬名垣家はヤクザで、一咲はヤクザの孫である。そして、一咲が瀬名垣家に来てから10年間一緒に暮らしてきたのが宇藤啓弥、瀬名垣組の若頭である。ヤクザの家で暮らしてきたことで普通の生活に憧れる一咲。今まではやくざであることを怖がってろくに友達が出来なかった。普通に友達をつくり、普通に学校生活を送り、普通の恋愛をする、そんな普通の青春を夢見ていた。そのために家から遠くの高校を受験し、無事に合格できた一咲。ドキドキする一咲の目の前に現れたのは、制服を来た啓弥だった。

絵がとても綺麗で見やすい漫画です。主人公が可愛いので皆守りたくなるのが頷けます。突っ込みどころがあるとすれば、いくらヤクザの力を使ったとしても、26歳が高校生になるのは無理があるのではないかと思いました。びっくりして焦った一咲が、ヤクザのおっさんがコスプレって、新しいシノギか?!と叫ぶのが面白かったです。シノギという言い方がだいぶヤクザの世界に染まっているのがわかります。普通の家庭の男の子との恋愛は性格的にも周囲の影響からみても無理だろうなと思います。なので一咲と啓弥の恋愛が叶いますように祈っている読者です。

 

思い、思われ、ふり、ふられ

好きだから頑張りたい、青春恋愛群像劇

人見知りで内気な市原由奈は、高校進学で引っ越してしまう友人を見送りに行く途中、子供の頃に絵本で見た王子様に似ている男子を見かける。同じく離れ離れになってしまう友人を見送りに来ていた山本朱里と知り合い、朱里が同じマンションに引っ越してきた同級生だとわかる。それをきっかけに、性格や恋愛観が全く違う二人だが、仲良くなり、由奈が前に見かけた王子様が朱里の弟の理央だと判明する。恋愛未経験の由奈は、理央に対する気持ちが恋であると少しずつ気づき、朱里は由奈には理央を薦められないとしていたが、由奈の初めての恋を応援しようと決める。そして朱里は、由奈が唯一親しく話せる男子で幼なじみの乾和臣と関わっていく中で、少しずつ意識し始め、恋をしていく。

高校生4人の甘酸っぱい恋愛や友情、大人でも子供でもない感じが微笑ましく、見守りたくなります。由奈、朱里、理央、和臣それぞれの関わり方や感情の動き方が気になって、これからどうなっていくのか、4人全員が幸せになる結果になるのか、ドキドキしながら読んでしまいます。高校生だからこそまだ子供っぽい考えや行動をしてしまったり、将来のことを考えていく大人への第一歩でもある立場で決断していく姿が、リアルさもあり、成長を感じさせます。4人が何を思い、誰を思い、何を決意し、どう進んでいくのか、優しい気持ちで最後まで見届けられる作品です。自分の高校時代を思い出し、重ねながら読むのも面白いと思います。

 

君は春に目を醒ます

憧れのお兄ちゃんから同級生に!一途な純愛ストーリー

優しくてかっこいい7歳年上でお兄ちゃん的存在な幼なじみの千遙と、学校でいじめてくる男の子とは大違いで大人で優しい千遙に憧れを抱く少し泣き虫な女の子の絃。兄弟のような日々を楽しく送っていたが、実は千遙が現代の技術では治せない難病にかかっていた。そのため人工冬眠(コールドスリープ)をして特効薬ができるのを待つことに。千遙に対して自分の気持ちを何も伝えられなかった絃は、千遙が目を醒ました時にがっかりさせない強い女の子になることを決意。それから7年後、目を醒ました千遙と高校性になった絃の同級生ライフが始まる。

7歳年上の憧れの人が同い年になって高校生活を送れるどきどき感がたまりません。千遙側の気持ちになって作品を読んでも楽しいし、絃側の気持ちになって読んでも楽しい作品です。特に年下の小さな女の子が同級生になって、自分だけ時間の流れに取り残されてしまっている感覚に陥る千遙の葛藤するシーンはいろいろ考えさせられるところもあり、特に見所だと思います。また、小学生のときいじめっ子だった弥太郎という男の子も登場し、2人の関係を上手くかき乱してくれます。個人的には弥太郎頑張れ!という気持ちになりつつ、千遙と絃がくっつくのを見守っています。

 

恋はつづくよどこまでも

魔王に立ち向かう勇者、その結果は!?

主人公 佐倉七瀬は5年前、お年寄りを助けた医師に出会って看護師を目指す。そして、呼吸器科の看護師になった。七瀬は天堂浬という医師の下に付けられるが、その医師がなんと5年前のあの人。イケメンだが人当たりが悪く「魔王」と呼ばれていた。浬は患者からの信頼は篤い。七瀬を邪険に扱うが必要なことはしっかりと教えていく。七瀬はそんな浬に付いていこうと様々な努力をする。周囲からは「勇者ちゃん」と呼ばれる。浬はそんな七瀬の姿を見ているうちに惹かれていく。浬が人当たり悪くなった悲しい理由とは。様々な障害を乗り越えた先の勇者ちゃんと魔王の関係はいかに。

佐倉七瀬を上白石萌音が、天堂浬を佐藤健が演じたドラマの原作漫画。七瀬のドジっぷり、酒癖の悪さには思わず目を覆ってしまいました。この作品に出てくるキャラクターは皆、個性豊かでそれぞれに面白みがあって、特に浬の姉 流子はスピンオフが出来るんじゃないかと思うほどでした。浬が5年前のこともちゃんと覚えていているのに、最初から言わないというドS感にはとてもワクワクしました。けど、人当たりが悪くなった理由を知った時には、これでは恋愛したくなくなるなと思いました。他人を大切に思うが故の人当たりの悪さなんだなと思ったら心が痛くなりました。

 

恋を知らない僕たちは

永い想いの区切り、ゆっくりと惹かれていた。

それは中学2年生の頃の英二と直彦。まだ恋という甘く苦い感情を知らないまま学生生活を送っていた。そこに転校してきた泉との再会に喜んだのも束の間。幼心に抱いた淡く甘い感情を思い起こす。泉への気持ちを意識してついに告白へと動こうと決意するも、直彦からの言葉に想いを伝えることなく玉砕。泉もまた転校してしまい、不燃焼な気持ちを抱え続けたまま高校生へ。ふいに出会った小春は彼氏とうまくいっていなかった。落ち込む小春は励ましてくれた直彦に惚れてしまう。泉を守る意味で直彦と小春の仲を阻止する英二は、小春に付き合うフリをしようと提案する。さらに委員会が同じの池澤に惚れている友人太一を応援するものの、池澤が英二に惚れてしまう。おまけに泉が帰ってきた!英二の心の奥に眠った感情がまた動き出す。

本当にありうる、人とのタイミングは恋愛においてとても大事だなと感じさせられます。好きな人のために動く太一や小春、泉や直彦、池澤を見て次第に英二の泉への感情が動き出す瞬間は片思いならではのグッとくるものがあります。でもその結果はとても複雑な部分もありますが、3人の信頼関係があるからこそ笑って進めるのだと思えました。しかも邪険にしていた小春との関係も少しずつ、でもわかりにくく変化しているのはあのまさか?!な展開を見たからこそ感じるのだと思いました。個人的には池澤の告白シーンは誰よりもまっすぐで、誰よりも片思いをしている人の気持ちを代弁しているなと微笑んでしまいます。交差する想いはとても純粋でほろ苦い漫画です。

 

ストロボ・エッジ

はじめて恋をしたのは、王子様!

おっとりした主人公・仁菜子が初めて恋をしたのは学年で一番人気のイケメン・蓮。でも恋って一体何だろう?この気持ちは何だろう?仁菜子は初めての感情ひとつひとつに向き合いながら、ゆっくりと蓮への気持ちを育みます。しかし蓮にはモデルの彼女の存在が。友達のアドバイス通り自分とは住む世界が違うと諦めて、好いてくれる別の人と一緒にいるべきなのか悩む仁菜子。でも、自分の気持ちにうそをついてもいいの?一方で仁菜子と関わるうちに少しずつ気持ちが動き始めるも、彼女もためにその感情を見て見ぬふりをする蓮。すれ違いながらも自分の気持ちに真っすぐ正直に、全身で「初恋」と向き合うピュアなラブストーリーです。

恋をした時の小さな感情の動きや、その一瞬が描写されていて「初恋の美しさ」が詰まった作品です。初めての感情に迷いながらも懸命に突き進む仁菜子をつい応援したくなります。そんな仁菜子を中心に、自分の気持ちに正直になろうともがく恋愛・友人関係も見どころです。相手の気持ちや関係性に悩みながらも、それぞれ皆が成長していきます。いつも一生懸命な仁菜子と不器用な蓮がすれ違い続けるシーンにはかなりやきもきしますが、その分思いが通じ合ってからの幸せモードはときめきが止まりません!恋する女の子を全力で応援してくれる、そんな少女漫画です。

 

先生!

生徒と教師の苦しくも切ない、リリカルなラブストーリー!

高校生の島田響は、男友達の浩介や友人の千草が先生に恋をしているのを知るが、自分自身は今一つ「人を好きになること」が分からないでいた。しかし、世界史の伊藤先生の包容力に惹かれ、気づいた時には伊藤先生を一人の男性として好きになっていた。女性不審らしき伊藤先生に、自分の思いをぶつけていく響。自分の立場や戸惑いから、先生のちぐはぐな態度に翻弄されながらも、二人は気持ちを通わせるようになる。しかし、本当に大変なのは教師と生徒という立場で恋愛をしていくことだった。響の友人、浩介や千草、後輩の渚との恋愛も交錯し、さらに人間模様は複雑になっていく。多感で不器用な恋が繰り広げる、リリカル青春ロマン。

男性教師と女子高生の恋を描いたストーリーですが、社会的立場はあるものの、主人公響をはじめとする浩介や千草などの生徒たちと、伊藤先生や他の教師が人間として平等に描かれています。伊藤先生が生徒に全幅の信頼を置いて、響との恋を響の友人には話し、友人たちも口外をしないで応援するという「対等で誠実な関係性」の斬新さが見どころでもあります。途中で各登場人物に「自分を好いてくれる人」などが現れたり、問題にくじけそうになったりで、色々なハプニングがありますが、この問題をどう解決していくのか?という点が非常に興味深い作品です。また、一見「普通」の外見の響や千草といった女生徒が、恋を通じてどんどん美しく成長していくところが見どころです。

 

てをつなごうよ

優しい愛、その形は色々。

小豆は、弟の大豆が好きすぎるブラコンの変わり者の、でも心の優しい女の子。そんな彼女には、幼馴染の千花ちゃんという仲良しの男の子がいました。千花ちゃんは小さいころから12年間も小豆のことが大好きで、でも小豆はその思いに気づいていません。高校生になったある日、隣に小豆の一つ年下の美月君、大豆と同い年の流星君という兄弟が引っ越してきます。どうやら、美月君たち兄弟は、あまり仲が良くないようです。小豆たち姉弟と千花ちゃんは二人を応援しながら絆を深めていきますが……千花ちゃんはある時、小豆の心の小さな変化に気付いてしまいます。これは心優しいみんなの、たくさんの愛の物語。

まず、登場人物がみんなふわふわ可愛らしく描かれていて、見ていて癒されること間違いなしです!心の動きも繊細に描かれているので、主要人物みんなに感情移入をしてしまいます。小豆と美月君の、弟を愛しすぎるあまりブラコンっぷりを見せつける行動も、おもしろおかしく、これまた可愛らしく見えます。柔らかいタッチの絵柄なので、読者も優しい気持ちで物語を読み進めていけます。高校生の時の恋愛の、頑張っても結果は難しく、少しうまくいかない……というような甘酸っぱい記憶を思い出せます!恋愛だけじゃなく、家族のストーリーも感動的で、何度もうるっときます。

 

となりの怪物くん

恋と友情それから将来。あなたにもきっと覚えのある青春ストーリー!

成績がすべて、それ以外のものに興味はないー…。ドライアイス、とあだ名をつけられていたほどの冷たい女、水谷雫。高校入学直後、一冊の参考書につられたばかりに学年一の問題児・吉田春になつかれてしまう。ハルは噂通りのやばいやつで、暴力は振るうし意味の分からない言動ばかり。私は勉強ができればそれでよかったのに!と悩む雫。しかし、不器用なだけで一生懸命な彼に、雫の心は動かされる。不器用な二人が、時に傷つき、時に相手の痛みを知り、心を通わせていく。人と触れ合うことで自分の心も見えてくる、人生にたった一度の成長を描いた珠玉の青春ストーリー。

なんといっても最大の見どころは登場人物たちの成長です!友人関係、恋愛それから将来に…理想はあるのになんでか現実はうまくいかない、そんな悩みを実際に抱いていた方もいらっしゃると思います。この作品の登場人物たちも一緒です。リアルな悩みに時に涙し、それでも少しずつ人と触れ合っていく中で何かを見つけていきます。一生懸命な登場人物たちを見ていると、胸がキュッとしてしまいます!登場人物それぞれの恋模様も必見です!読んでいくうちに登場人物全員を応援してしまうことでしょう…。そして怒涛のコメディと胸キュンの連続にガンガン読み進めてしまうこと間違いなし!

 

なのに、千輝くんが甘すぎる。

恋人“ごっこ”のラブストーリー!

主人公の真綾が、好きな人に振られるところから物語が始まります。もう恋なんてしない、告白なんてしない!と息巻いているところを学年一の寡黙なモテ男子、千輝くんに目撃されてしまい、そこから二人の交流が始まります。振られたことを引きずる真綾に、千輝くんが提案してきたのは恋人ごっこ。真綾は面白そう!とその提案に大賛成。二人の奇妙な、でも甘酸っぱい物語です。何を考えているのかわからない学年一のモテ男に翻弄されつつ、毎日が楽しくなっていく真綾。果たして二人は恋人ごっこのままなのか、発展するのか、今後の展開に注目です。

千輝くんの真意がわからず、思わず真綾と一緒に翻弄されてしまいます!もう恋なんてしない!と誓った真綾ですが、千輝くんの無自覚な優しさや、二人で過ごしていくうちに揺れ動いていく恋心に注目です。真綾じゃなくても、こんなの好きになっちゃう!とこちらもついやきもきしてしまいます。ごっこのはずなのに、どんどん攻めていく千輝くんに読者もきゅんきゅんすること間違いなしです。モテ男の千輝くんなので、もちろんこの関係は周りには秘密です。二人きりの教室や、帰り道のシーンも思わずニヤけてしまいます。けれども秘密関係、そんなスリルも味わいつつ、二人の今後が楽しみになる作品です。

 

ハンサムな彼女

ちょっぴり大人びた中学生の切ない恋!

中学生で女優の萩原未央は、お隣に住む俳優・森本輝臣に片思い中。女優になったのも彼の家のご近所だったことでスカウトがあったからだった。そんな中、未央の演技を「学齢会なら通用するかもしれない」と厳しく批判する熊谷一哉という少年が現れる。最初は激しく彼に反発する未央だったが、輝臣に失恋してしまったことを一哉に話したり、演技のことでアドバイスをもらううちに、彼の人間性や仕事への姿勢に惹かれ始める。気が付いたら一哉がかけがえのない存在になっていく未央。自分の表現者としての将来と恋、芸能人であるものの、不器用な10代の若者が繰り広げる、切なさの入り混じったラブコメディ!

単に見た目の良さや性格がいいなど、単純な部分で好きになるのではなく、第一印象が最悪だった男の子を、ちゃんと理解した上で好意を寄せるという展開に好感が持てます。未央が一哉を好きになるまでや、それ以降の様々なトラブルも非常に丁寧に描かれていて、二人の信頼がどんどん構築されていくのがじっくりと伝わってきます!また、ただの高校生ではなく職業が芸能界で、話のメインとしては仕事を通じた話が多いです。そのため、設定は10代ですがビジネスと恋愛が絡んだ部分は、大人でも共感を感じられる様な楽しめる少女漫画となっています!

 

ピースオブケイク

20代の大恋愛叙事詩

主人公の志乃は24歳。流されるまま付き合っていた高圧的な彼氏と別れ、仕事も辞め、心機一転、叔父が所有するアパートに引っ越しをしてくる。引っ越してきた初日の夜、庭の草むしりをしていると、アパートの隣人である京志郎に出くわし、その笑顔に目を奪われる。その翌日バイトの面接に向かった先で、そのバイト先の店長として京志郎と偶然再会し、それから徐々に京志郎に惹かれていく志乃だったが、京志郎には同棲している彼女がいて…というストーリー。ストーリーが進むにつれ、京志郎の彼女であるあかりが出ていったことで話が大きく動いていきます。登場人物の心情が非常にリアルに描かれています。

ジョージ朝倉先生は本当に登場人物の心情を描くのが上手な漫画家です。主人公の志乃が店長である京志郎を好きになる場面や、あかりがいなくなってから京志郎と付き合い始めてからも自信の無さからあかりを気にしてしまう場面など、読者側が、あ、わかるといったリアルな感情を非常に叙情的に漫画に落とし込んでいると思います。コマどりなど魅せ方も映画的で本当に引き込まれます。また演出だけではなく、セリフがとてもキレイです。美しいのにどこか諦めがあるようなセリフがリアルで、それらが作品をロマンチックで魅力的なものにしているんだと思います。この作品は結果みんながハッピーエンドになれる最後だったのもよかったです。

 

プリンシパル

自分の気持ちがわからない恋と友情のあるある!

学校で友達と上手く行かなくなった糸真は、家庭のゴタゴタもあり、実父を頼って北海道へ。そこで糸真は、和央と弦と出会い仲良くなります。しかし、和央と弦は学校の人気者で「抜けがけ禁止」の存在。糸真は、前の学校と同じ過ちを繰り返しそうになりますが、主犯の晴歌と向き合い親友になりました。糸真は、和央に好意を寄せてましたが、糸真の父と和央の母の再婚により、2人は兄妹となってしまうのでした。糸真と和央と弦は仲良しでしたが、和央は弦の過保護な態度から自立したくて3人の関係が少し崩れてしまいます。さらに、和央の好きな人は弦の姉だったのです。

学生時代の女子のあるあるが詰まっていて、最初すこし辛い展開ですが、すぐに解決しあとはラブコメへとシフトしていきます。後半は、自分の本当の気持ちがよくわからないといった恋愛あるあるが展開され共感できます。さっさとくっつけば周りの人を傷つけないのに、若気の至りが見どころです。糸真の心の声が、とっても正直で臆病で可愛らしく面白い。思い切ってそれを口にすればいいのにと思いますが、それが出来ないのが女子高生。その辺りの心理描写がとても上手くて入り込んでしまいました。辛いことから逃げても大丈夫。むしろ新たな出会いが待っているという感じの勇気がもらえる作品です。

 

古屋先生は杏ちゃんのモノ

一途でストレートな恋心を楽しみたいならこれがオススメ!

バイト先で女性に見事にフラれるシーンを見た主人公杏ちゃん。そして学校に行くとそのフラれ男性が新しく来た先生で…。先生の純なところや不器用なところにどんどん惚れていく杏ちゃん。そしてそんな杏ちゃんにいつのまにか惚れてしまう学校1のイケメンキミシマ君。杏ちゃんの恋を応援しつつも自分の心に嘘がつけなくなっていくキミシマ君の行動や表情に読者もどんどん引き込まれていきます。一途すぎる杏ちゃんに、先生もどんどん惹き込まれいつの間にか相思相愛。それぞれの恋を楽しい大阪弁に乗せて軽快な会話でテンポよく話は進んでいきます。

絵柄が可愛いことはもちろんのこと、内容がとにかく面白くて可愛い!1冊で何回吹き出して笑ってしまうかというほど大阪弁での会話が楽しい作品です。一づなのは主人公杏ちゃんだけでなく、登場人物それぞれが心に想っている相手を大切にし、寄り添い本当にほのぼのと、そして切なくなる漫画です。無料漫画で読み始めましたがやっぱり最後はどうしても読み進めたくて購入してしまいました。購入して後悔なし!の久々楽しい漫画でした。心をワクワクさせるのがやっぱり漫画の王道ですよね。この漫画はドストレートに王道をいってるオススメ漫画です。

 

僕と君の大切な話

大切な話で近づく二人の距離……!

学校のマドンナ相沢のぞみは同じ学年の東四朗に片思いをしていた。ある日の帰り道、駅のホームでのぞみは東くんに告白!「ねえ…東くん、どうして男は――」。しかしマジメなツンデレ男子、東くんからの返答は予想外のものだった。なかなか話が嚙み合わず、すれ違いや勘違いの多い二人だけど、駅のホーム、学校のベンチ、図書館、休日のカフェ……毎日繰り返される大切な話に二人の距離もだんだんと近づいていき…?!軽快に繰り広げられる男女についての会話に共感すること間違いなし!不器用な高校生男女がお届けするラブコメディ、ここに開幕!

ヒロイン相沢さんと片思いのお相手の東くんが「どうして男って……」「どうして女って……」と会話をするラブコメディです。会話の内容が男女のあるある的で妙に的を得ているので読んでいてクスッと笑えます。また、少女漫画によくあるようなドロドロしたストーリーは一切ないので安心して読むことができます。基本は一話完結で二人の会話がメインのコメディとなりますが、駅のホーム、学校のベンチ、休日のカフェなど、1巻ごとにシチュエーションが変わり、友人やクラスメイト、家族など登場人物も増えていくので飽きません。絵もとても洗練されていて、作者の描くもどかしかったり、恥ずかしかったり、切なかったり……というキャラクターの表情が素晴らしいのでぜひ読んでほしいです。

 

星の瞳のシルエット

友達と同じ人を好きになってしまった、切なさがたまらない

中学3年生の沢渡香澄は、親友の真理子、沙樹とは仲良しの3人組。そんな中、真理子が好きな人ができたと言い出す。どんな人だろうと、その彼の部活の弓道部に見に行く3人。香澄は弓道場で、「ちょっといいな」と思う男の子と出会うが、その男子が真理子の好きな人・久住君だと知って香澄はちょっぴりがっかりする。この時はその程度の思いだったが、久住君と事あるごとに接するうちに、香澄はどんどん久住君の誠実さにひかれていく。一方で香澄には、幼い頃に「星のかけら」という石をくれた男の子との思い出も大事にしていた。自分の気持ちを真理子に言えぬまま、高校進学の時期を迎え、親友3人の関係と「星のかけら」の思い出の行方は意外な方向に発展していく。

本当の善意とは何なのか、友情と恋愛のはざまで、どうすることが真に相手への思いやりになるのか考えさせられる作品です。香澄・久住君・真理子というメインの三角関係以外の、友人たちの恋模様も非常に気になるところ。携帯電話がない時代、安易に自分の気持ちを伝えられない上に、どう伝えていいかわからぬ状態で、年単位で和解の方法を模索する姿に青春の葛藤を感じます。一見遠回りに感じるエピソードの一つ一つがリアリティを持ち、読者も香澄やその仲間たちと共にハラハラドキドキさせられます。登場人物が個性的で、どの人物にも長所と短所がしっかり設定してあり「完璧なヒーローやヒロインがいない」点が、かえって魅力的です。

 

まいりました、先輩

こんな青春おくってみたかった!

高校に入学して2ヵ月、世里奈は自分の机にラブソングの歌詞が落書きがされているのを発見します。
その犯人が2年生の先輩、水川でした。水川のことが気になる世里奈は、どうにか接点を作り強引にアタック!見事付き合うことになります。初めての彼氏に、どうしていいか迷いながらも一生懸命に水川のことを大切にする世里奈。そんな世里奈の気持ちが届き、最初はぶっきらぼうだった水川も徐々に心を開いて、不器用ながらも愛情を示します。初めてづくしの経験を経て、ちょっとずつですが距離を縮めていくふたり。学生だからこそのキラキラとした愛情表現がまぶしい作品です。

世里奈の一生懸命さが最初の方だけでなくて、気合の入れようがずっと変わらないのがすごいですが、水川先輩も本当に高校生ですか?とツッコんでしまうほど愛情表現がロマンティックなんです。初体験に向けて、いろんな思いを抱える世里奈にエアーで試してみようと持ち掛けるエピソードが印象的で、世里奈の気持ちを面倒と思わず受け止めて、気まずくならないようなユーモアで対応してくれたのが、同じ女として勝手に嬉しくなっちゃいました。そして胸キュンしちゃうのは水川先輩だけじゃないんです。読んでいると、カッコいい先輩、優しい先輩に囲まれた世里奈がすっごく羨ましくなります。

 

ヤスコとケンジ

過干渉兄貴VS反抗期の妹による壮絶バトルコメディ!

高校2年生の沖康子は、幼いころに両親を亡くして兄と二人暮らし。兄の健児は、自分の親代わりでもある一方、元暴走族で口うるさく、康子の素行に干渉ばかりするので、喧嘩が絶えない日々を送っていた。そんなある日、学習塾で出会った、他校の男子生徒、椿純に康子は恋をしてしまう。なんとか純と知り合いになることに成功した康子は、純の姉・エリカが自分の兄に10年片思いしていたことを知ってしまう。自分の恋だけではなく、エリカの兄への思いもどうにかしたい康子だが、兄の頑固さに兄妹バトルはどんどん過熱していく。それぞれの思いの行方はどうなってしまうのか?

主人公康子と純の、なんともじれったい恋の展開もかわいらしい作品ですが、元暴走族同士という健児とエリカの恋の展開も見もの。素直になれず毎回大ゲンカする定番バトルが、コントのようで爆笑できます。ギャグも盛りだくさんで、それゆえにびっくりする事件も起きますが、そのたびにうるさい兄の大きな愛情を感じて、「こんな家族が欲しい」「こんな仲間が欲しい」と思わせてくれる作品です。だらしがなくてうるさいお兄ちゃんがなぜか最高にイケメンに見えてしまうマジックがあり、それがこの作品をますます魅力的にしていて、素敵な兄妹愛が楽しめます。

 

最後に:片思い少女漫画22選

個人的なオススメは「恋を知らない僕たちは」です!

ほろ苦く切ないストーリーは片思いを経験した事がある女性に刺さること間違いなしです!

気になる作品があれば是非チェックしてみて下さい!

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