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思春期の高校生を描いた少女漫画おすすめ50選!

2021年4月15日

こんにちは、みけさんです!

今回は思春期の高校生を描いたオススメ少女漫画を紹介していきます!

淡い恋愛模様から年の差恋愛まで、様々なストーリーの作品を集めてみました!

中でも王道の純粋な恋愛模様には胸キュンが止まらなくなります!こんな高校生活を送りたかったなぁと思ってしまいますよね。

そんな訳で……私は失った青春を少女漫画で取り戻そうと思います(笑)。

それでは、行ってみよう!
【2022年版】おすすめ少女漫画100選!胸キュンが止まらない!

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思春期の高校生を描いた少女漫画

I LOVE HER

教師と生徒の純愛物語!

ショートカットがよく似合う主人公・花は両親の離婚によって転校することに。転校と同時に付き合っていた彼氏と別れて心に少し傷が残った花。新しい土地で母親と新しい生活を始めた花だったが、突然お隣さんが目の前でぶっ倒れてしまう。印象に残る出会い方をしたお隣さんだったが、なんとそのお隣さんは転校先の教師だった。しかも、花のクラスの担任教師。初めはなんとも思っていなかった花だが、お隣さんと接していくたびにドンドンと惹かれていく。少しずつ距離を縮めていく花だが、突然恋敵が登場して……。学生の淡い恋心を優しく描いた恋愛漫画。

ヒロインは「恋愛なんて奥手で興味がないわ」という風に見えるキャラクターですが、先生のことが好きで悩む姿は恋をする少女そのもの。生徒と教師という禁断の恋ですが、どちらかというとプラトニックな関係のままストーリーは展開していきます。そんな純粋で穏やかな恋の嵐となったのが教育実習に訪れた女教師の存在。若い女教師は色気を使いヒロインに挑戦状を叩きつけてくるのですが、まだ若い女子高生の花にとっては初めてのことで戸惑い萎縮してばかり。そんな可愛い女子高生のいじらしさは読んでいて微笑ましく懐かしい気持ちになります。自分が高校生だった頃の淡い記憶を思い出させてくれる作品です!

 

アオハライド

思春期特有の感情や思いが爆発!

主人公・双葉は高校1年生。双葉は、中学の時に好きだった、田中君という男の子のことを未だに忘れられず、引きずっている女の子。ある日双葉は、高校で同じクラスの女友達と共に廊下を歩いていると、田中君そっくりの男子を見かける。すれ違った男子は、背格好も、声も、田中君とは全然違う。でも双葉は、何故か彼が気になり、後を追いかけることにする。しかし彼は、同級生たちから「馬淵」と呼ばれており、双葉は「田中君じゃなかったみたい。彼に声をかけなくて良かった」と思う。しかしその日の帰り道、例の「馬淵」と地元で出会う双葉。馬淵は、とある神社に立ち寄る。その神社は、双葉が昔田中と雨宿りをした神社だった。

とても美人で友達想いな主人公・双葉がとある事件をきっかけに、わざとガサツな女の子を演じるようになる。しかし、双葉は恋をしてから、シャンプーを変えてみたり、化粧を始めたり、少しずつ女の子らしくなっていく。その過程が、見ていてとても楽しい。高校2年生に進学した双葉の新たな友人、牧田や村尾も、はじめは双葉とは共通点が皆無で、全然仲良くなれない。しかし、高校でのオリエンテーションをきっかけに、段々と絆を深めていき、やがて大切な仲間となっていく。まさに青春を丁寧に描いている良作だ。是非沢山の人に読んで欲しい少女漫画だ。

 

アシガール

若君一直線の平成少女

平成生まれの女子高校生・唯(ゆい)。勉強も部活もそれなり。弁当は女子らしさゼロの”おっさん弁当”。「彼氏」という言葉は彼女の辞書には存在しない。「足の速さ」だけが、唯一の取り柄だった。
そんなある日、唯の弟・尊(たける)は、自宅の倉庫で”あるモノ”を試作していた。それは、刀型のタイムマシン。刀を抜くことで、タイムスリップしてしまうのだ。そんなこととはつゆ知らず、唯はその刀を抜き、タイムスリップ。気がつくと、キレイな満月。と思ったのも、つかの間。全く知らない男達に囲まれていた。殺されないように「足軽」に変装した唯は、なんとかその場を離れる。しかし、晩ご飯を食べずにタイムスリップした唯。空腹すぎて、目の前の毒キノコを食べそうになったその時、運命の相手・若君に出会うのであった。

「タイムスリップ」と「恋愛」が合わさった、歴史好き&少女漫画好きにはたまらない作品。作者は『高台家の人々』『ごくせん』の森本梢子さん。両作品とも、映画化・ドラマ化されている。タイトルの『アシガール』は”アシガル”の”ガール(女の子)”で、パンチが効いている。タイムスリップする時代は、歴史の王道・戦国時代。まず、ここが歴史好きにはたまらない。次に、女子高生が、ただタイムスリップするだけではないことも、魅力の1つだ。”アシガル”になって戦うのだ。愛する人を守るために。そういった、主人公・唯の”まっすぐさ”に心揺さぶられる。1人の人間の”純粋な恋心”の威力を感じる。本作品も、NHKでドラマ化されている。興味がある方は、見ていただければ幸いだ。

 

一週間フレンズ。

清く綺麗な物語

いわゆるお人好しでどこまでも純粋な性格をしている主人公の長谷祐樹。そんな長谷は、クラスメイトである藤宮香織のことが気になって仕方がなかった。少しでも近づけたらとあれこれ行動に移してみるものの藤宮はいつも煩わしそうな態度を見せるだけで一向に心を開いてくれない。嫌われているのかと思いきや、それには深刻な事情があったのである。なんと藤宮は、友だちに関する記憶を1週間しか保つことができない特殊な体質だったのだ。その驚愕の事実を知った長谷は、それでも尚藤宮と仲良くなろうと奮闘する。そして、その長谷のひたむきな努力によって藤宮の心は開かれていく。

ここまで清い心を持っている高校2年生が現実にいたら、戦争なんて酷いことは全てなくなって世界中が平和になるだろうなと思いました。控えめに言っても長谷くんと藤宮さんが尊くて、交わされる言葉一つにしても微笑ましさ満載でした。2人から発せられる空気はある意味神聖さを孕んでいて、誰であってもそれを壊してはならないと思いました。そして、そんな微笑ましい2人に胸をときめかせている一方、桐生くんと沙希ちゃんの凸凹コンビにもたまらない気持ちにさせられました。個人的には、沙希ちゃんが「桐生くんのために流す涙は惜しくない」と言ったシーンが好きすぎて何度読み返したか分からないくらい読みました。どうぞ永遠にお幸せにと直接伝えたくなりました。

 

オオカミ少女と黒王子

オオカミ少女は真っ直ぐ一途な女子高生!

主人公・篠原エリカには自分の見栄のために嘘をついてしまう悪いクセがある。高校に入学した花は新たな友達作りで、恋愛経験のない自分には畑違いなギャルグループに入ってしまう。会話の話題は彼氏の事ばっかりで、恋愛経験のないエリカは彼氏がいると嘘をついて有りもしない恋愛話で話を合わせていた。そんなエリカだったが恋愛経験がないために彼氏がいることを徐々に友達から疑われることに。焦ったエリカは街で見かけたイケメンを思わず盗撮してしまい、そのイケメンの写真を見せて彼氏だと嘘をついてしまう。しかし、その写真のイケメンは同じ学校に通うモテ男・佐田恭也だった?!恭也に嘘がばれたエリカだったが、佐田の優しい笑顔にほだされて理由を話して彼氏の振りをしてほしいとお願いする。彼氏の振りをしてもらう事を了承してもらい喜んでると……「じゃあ3回まわってお手からのワンだな」。実はこのモテ男の正体は根っからのドS王子で……。

佐田のドSっぷりは少し引いてしまうほど強烈なものですが、時折見せる優しさや男気にキュンキュンしてしまいます!また、そんなドS王子の命令を聞くエリカもかなり振り切った所があり、犬になりきって投げられた棒を必死で探すシーンはかなり印象的でした(笑)。しかし、エリカもただ大人しく従っている訳ではなく、正面から噛み付いたり、ドSの佐田に振り回されたりと、感受性が非常に豊かで見ていて面白かったです!嘘から始まった恋ですが、お互いの存在が徐々に掛け替えのないものへと変わっていく様子は見ていて優しい気持ちになれます!

 

幼なじみが強敵です。

天然な幼なじみにドキドキ

高校生の真と幼なじみの司は小学校の頃仲良しだったけれど、中学では3年間別のクラスで疎遠になっていました。久しぶりに高校でクラスが一緒になり、再び仲良くなることができて嬉しい真。けれどしばらく会わなかった間に大人びてきた司にドキドキ。天然の司は、小学校の頃のように「一緒に帰ろう」と誘ってきたり、好きな子の条件は「一緒にいて楽しいことかな。今みたいに。」と言って思わせ振りな言動を繰り返えしてきます。これって私のことが好きってこと?思わせ振りな幼なじみに振り回されまくりの、ほんわかドキドキな少女漫画です。

全体的に平和な少女漫画です。悪者が出てきたり、ドキドキハラハラな展開にはならず、登場人物も2人中心の話なので、ほのぼのと落ち着いた気持ちで読むことができます。仲良しな真と司の姿は微笑ましくほんわかした気分になりますが、度々出てくる司の思わせ振りな言動に思わずドキッとしてしまいます。司に対して、思春期の高校生でこんな子いる!?と思ってしまうこともありますが、むしろいてほしい。こんな幼なじみが欲しかったと思います。潤いとトキメキと癒しが詰まった可愛らしい作品で、30代の私も楽しませてもらっています。

 

俺物語!!

少女漫画界にニューヒーロー現る!

主人公の剛田猛男は身長2mの大柄で、太眉と角刈りの高校生。正義感あふれる剛田は同姓にはモテモテだったが、剛田が好きになる女の子はいつも幼なじみの砂川誠を好きになっていた。高校入学早々、剛田は電車内で痴漢に会っている女子高生・大和凛子を助け、凛子に一目惚れしてしまう。凛子もそのお礼にお菓子を焼いたり、電話番号を聞いたり積極的に剛田にアプローチを続ける。しかし、凛子の態度を見た剛田は凛子が砂川を好きだと勘違いをしてしまう。友人として凛子と砂川の恋を応援しようと決意する剛田。しかし、凛子が好きだったのは砂川ではなく剛田だった。そのことを砂川から聞かされてなお信じれない剛田はある時、凛子の思いを知り……。

主人公の剛田はイケメンとはほど遠い見た目をしているのですが、真っ直ぐで正義感の強い性格は見ていて気持ちが良いです!落ちてきた鉄骨を支えたり、2階から窓ガラス突き破って降りたりと、もはやギャグとしか思えない凄まじい行動の数々は見ていて安心します!また、剛田の友人である砂川はクールなイケメンですが、猛男の前では笑顔を見せるなどの一面もあり、剛田の代わりにイケメン役を担っています。私もどっちかというと砂川君が好きです(笑)。しかし、剛田と凛子の二人が互いに相手を一途に思い合っている様子を見ていると、一度で良いから私もこんな恋がしてみたかったなと羨ましく思ってしまいます!また、凛子の友達が剛田を無理と批判しても、伝え方が悪かったのか?でも好きになって取られたら困る!などと悩んでる姿はピュアで可愛かったです!

 

彼氏彼女の事情

重量感のある王道少女マンガ!

女子高生の宮沢雪野は、容姿端麗、スポーツ万能で周囲から一目置かれる存在。しかし、それらは彼女の偽りの姿だった。本当の彼女は他人からよく見られたいために、優等生を演じている超見栄っ張りだったのだ。そんな彼女が唯一勝てないのが、同じクラスの有馬総一郎。彼は雪野以上の優等生であり、雪野の念願である新入生総代をかっさらった人物だ。心の内で有馬を敵対視していた雪野だが、ある日彼に告白されてしまう。有馬の告白を断った雪野だが、ひょんなことから有馬に自分の本性を見られてしまう。しかし、実は優等生の有馬にも裏の顔があり、二人の関係に変化が生じていく。

少女マンガでは定番の高校生の恋愛を描いた作品です。序盤は明るく楽しい高校生同士の恋愛を描いているのですが、物語が進むにつれてストーリーに重みが増してきます。共通点が多く似た者同士と思われた雪野と有馬ですが、過去の因果が彼らの関係を複雑にします。その過程で、二人が心に抱えている問題を解消していく過程は、涙なしでは読めません。主人公の雪野は愛嬌があり可愛らしく、読者が感情移入できるキャラクターです。雪野が自分自身で道を選んだことで生まれる、喜びや後悔と葛藤には心を揺さぶられます。重量のあるストーリーと、緻密な心理が描かれた彼らの物語から目が離せません。

 

君に届け

憧れの君に、近づくために。

陰気な見た目のせいで周囲に誤解され、これまで孤立して生きてきた爽子。しかしその内面は超前向きな女の子!そんな爽子は高校に入学し、爽やかな学年の人気者・風早に恋をする。最初は恋とは気が付かず「風早くんのようになりたい」と奮闘する爽子、それがキッカケで少しずつ周囲の誤解も解けていく。念願の友達もでき、ここからようやく爽子の青春がスタート!恋や友情、ライバルと過ごし、人としてどんどん成長していく爽子。3年生になってからはそんな楽しかった仲間たちと別れ、自分がどのような進路に進むべきか頭を悩ませます。誰もが色濃い高校生活の3年間が描かれ、全ての青春が詰まった学園ラブストーリーです。

見どころは何といっても「爽子の成長」。とにかく懸命に、自分の周りで起こること全て真面目に取り組みます。爽子が思いを寄せる風早はみんなの人気者で太陽のような存在。そんな彼はほかの誰も見ようとしなかった爽子の前向きで努力家な一面に惹かれており、それらは自分にないものと憧れを抱きます。人気者と陰気(に見える)少女の恋は順当に進むはずなく結ばれるまで時間がかかりますが、それを支えるのは新にできた友達。どうしても自分を卑下する癖がついてしまっている爽子は、誤解されて友情に亀裂が入ることも。しかしお互いに歩み寄り、また強い絆で結ばれる姿は感動的です。恋だけでなく友情にもスポットが当てられており、青春のすべてを体感できる少女漫画です。

 

今日、恋をはじめます

正反対な2人

高校生活ってきっと素敵な人に出会って恋をしてめいっぱいオシャレをする、そんな毎日であると胸を弾ませながら鏡に自身の姿を写して笑顔をつくっているのは、本日より高校生となった主人公のつばき。そんな浮かれていたのはほんの一瞬で、すぐさま我に返ったつばきは三つ編みのおさげにひざ丈スカートという、戦時中の女学生さながらのダサいスタイルにしてしまう。妹のさくはからは「そんなんじゃ一生彼氏なんてできなくない?」とまで言われてしまう始末。そんなグサッとくる言葉を言われても「自分はこれでいい、妹の髪をかわいくしてあげられればそれだけで幸せ」と思っているのであった。

つばきちゃんのヘアアレンジの腕前がとにかく凄くて、何度となく見とれてしまいました。そして、自分にもできそうなヘアアレンジは後になって見よう見まねでチャレンジしました。でも、つばきちゃんみたいに上手くできなくて、失敗する度に本当につばきちゃんってめちゃくちゃ器用なんだなと尊敬の念を抱きました。そんな中、毎朝のようにつばきちゃんによって可愛い髪型にしてもらえるさくらちゃんが心底羨ましくなりました。あんなに可愛くしてもらえたら周りの友達から注目の的でしかないし、好きな人の目にも留まりやすいだろうなと思いました。性格は若干お堅いところがあるけれど、個人的には理想のお姉ちゃんでした。

 

グッドモーニングコール

胸キュンの癒しラブストーリー!

ヒロインの菜緒は両親の都合で一人暮らしをすることになるが、なんと引っ越し当日に同部屋に別の男子が引っ越してくることに?!その男子は菜緒と同じ高校に通っていて女子から人気のある上原だった!同じ不動産屋の二重契約の詐欺に遭ったことが判明した二人だが、お互いに他に行く所もなく、各々の事情もあるため仕方なく寮に空きが出るまでの間、2人で一緒に同居生活を送ることに。知らない同士で初めは対立していた2人だが、一緒に暮らしていくうちにお互いの距離が縮まっていき……。

上原くんが大人っぽく格好良くて、少し幼い菜緒とのバランスが絶妙でした!天然でおとぼけキャラの菜緒に冷静にツッコミを入れる上原くんという構図が面白く、2人のやり取りに毎回癒されてしまいます!モテモテの上原くんですが、基本的に女子に興味がないクールな感じで、そんな上原くんを好きになる菜緒は非常に素直で魅力的な女の子なので、見ていて純粋に応援したくなる2人でした!いきなり一緒に暮らすことになるというドキドキの展開ですが、まったりとした癒されるシーンが多く、そんな中でたまに恋愛要素が強いシーンがあるとギャップを感じてキュンキュンしてしまいます!

 

恋わずらいのエリー

変態エリーのお相手は学校イチのイケメン?!

地味で目立たず、まるで透明人間のような高校生活を送る女子高生の市村恵莉子。彼氏いない歴=年齢……いわゆるモテない女の喪女である彼女にはウラの顔があった。それはSNSで"恋わずらいのエリー"として日々の妄想をつぶやくこと。妄想のお相手はかっこよくて爽やかで学校イチの人気者、「オミくん」こと近江章。叶うはずの無い妄想を垂れ流す恵莉子だったが、ひょんなことからSNSがオミくんにバレてしまい……。だんだんと明らかになるオミくんの裏の顔にドキドキさせられっぱなしの恵莉子。果たしてエリーの妄想は現実を超えるのか?!変態エリーとオミくんの妄想ラブコメディ!

この作品の魅力は何と言っても愛すべきキャラクターたちです。主人公の市村恵莉子ことエリーをはじめ、妄想のお相手のオミくんや友人のサラちゃんなど、どのキャラクターも一途で頑張り屋で、でも弱いところやボケている部分もあり、応援したくなる魅力があります。特にエリーは作中で「変態エリー」と呼ばれるほどの妄想好きで「オミくんのジャージを借りる」という、たったそれだけの事でも妄想を大爆発させSNSにつぶやきを垂れ流していきます。果てしない妄想の内容は推しのいる女性なら共感できること間違いなし?!完結済の本作は最後までストーリーもテンポよく、絵柄もとてもきれいなのでサクサク読めてオススメです。

 

恋を知らない僕たちは

永い想いの区切り、ゆっくりと惹かれていた。

それは中学2年生の頃の英二と直彦。まだ恋という甘く苦い感情を知らないまま学生生活を送っていた。そこに転校してきた泉との再会に喜んだのも束の間。幼心に抱いた淡く甘い感情を思い起こす。泉への気持ちを意識してついに告白へと動こうと決意するも、直彦からの言葉に想いを伝えることなく玉砕。泉もまた転校してしまい、不燃焼な気持ちを抱え続けたまま高校生へ。ふいに出会った小春は彼氏とうまくいっていなかった。落ち込む小春は励ましてくれた直彦に惚れてしまう。泉を守る意味で直彦と小春の仲を阻止する英二は、小春に付き合うフリをしようと提案する。さらに委員会が同じの池澤に惚れている友人太一を応援するものの、池澤が英二に惚れてしまう。おまけに泉が帰ってきた!英二の心の奥に眠った感情がまた動き出す。

本当にありうる、人とのタイミングは恋愛においてとても大事だなと感じさせられます。好きな人のために動く太一や小春、泉や直彦、池澤を見て次第に英二の泉への感情が動き出す瞬間は片思いならではのグッとくるものがあります。でもその結果はとても複雑な部分もありますが、3人の信頼関係があるからこそ笑って進めるのだと思えました。しかも邪険にしていた小春との関係も少しずつ、でもわかりにくく変化しているのはあのまさか?!な展開を見たからこそ感じるのだと思いました。個人的には池澤の告白シーンは誰よりもまっすぐで、誰よりも片思いをしている人の気持ちを代弁しているなと微笑んでしまいます。交差する想いはとても純粋でほろ苦い漫画です。

 

高校デビュー

ボーイッシュ女子のシンデレラストーリー!

ヒロインは、中学でバリバリのソフトボール部ピッチャーのハルナ。モテとは無縁だったハルナが、高校では、ソフトを辞めて、モテるために雑誌の切り抜きを集めては、自分なりのモテ本を作って高校デビューを目指すのだが、気合が入りすぎてて全くモテないイタイ女子に...ナンパ待ちをしているハルナの前に、現れるヨウは、めちゃイケメンのハルナとは正反対の頑張ってなくてもモテちゃう系男子。ヨウからハルナは、モテを、教えてもらいたく、師匠にしてくれと頼みヨウを説得する。ヨウは、ハルナに絶対に俺のことは好きになるなよ。ということを条件に師匠になることを引き受け、友達を紹介したり頑張るが、二人の関係がだんだんと師匠と弟子ではなくなって行きます...ハッピーエンドの笑いあり涙ありの青春ストーリーです。

中学で部活ばっかりだった女子、恋愛なんかできなかったという女子には、憧れのストーリーなのではないでしょうか。まぁ、こんな話実際にはありえないのですが、夢を見せてくれる漫画です。実写の映画化もされているので、そっちから見て読むのもありですが、漫画から読むのもありです。ハルナも全然かわいいのになぜモテないんだろうと私には不思議でしたが、これを読んで何となく天真爛漫な女子ではだめなんだというのが勉強になりました。元気キャラで、モテない人にオススメです。(笑) 近くにいる女の子からの裏切りなんかもありで、あぁ。わかるわぁという共感できる漫画でもあります。

 

桜蘭高校ホスト部

がんばれ庶民、負けるなハルヒ!

ひょんなことから入ってしまったホスト部の花瓶を割ってしまった庶民の女子高生藤岡ハルヒが、花瓶の代償としてなぜか男子と勘違いされたままホスト部員として働くことに。超お金持ちのホスト部のメンバーとは、価値観が全く違い、各面々に振り回されながらも、それぞれとの関係が徐々に変化していく。女子だと気づく部員がいたり、なかなか気づかず自分のハルヒに対する気持ちを、父と子の関係だととんでもない解釈をする部長がいたり。ホスト部のメンバーは全員強烈な個性を持ち合わせているから、自分の推しメンを見つけることもできるかもしれない。

ラブストーリーが苦手な私でもすんなり作品に入り込んで読むことができた。全体的にラブ要素よりも、圧倒的にコメディ要素が多く、冷めた目でホスト部のメンバーに振り回されるハルヒが特に好きで全巻買って読んでしまった。いまでも時々読み返しては、同じところで爆笑してしまうくらい気に入っている。ホスト部の中でも、ハルヒと同級生の双子との絡みがとても好きで、メインの環よりも、双子の方が話にはやく出てこないか期待しながら読んでいた。最後はハルヒと環が結ばれるけれど、その後もホスト部全員と良い関係が続いていて、最終話を読んでほっとした。

 

3D彼女 リアルガール

オタク×美女の純愛物語

冴えないオタクの男子高校生・筒井と、美女で男子からの人気は高いものの、女子からは嫌われているヒロイン・色葉が、ひょんなことから半年という期限付きでお付き合いをすることになります。始めは興味本位だったものの、お互いの純粋な一面に惹かれ合い、次第に愛情が深まっていきます。主人公の筒井は、色葉と付き合っていく中で対人関係を広げたり、学校行事に参加したり、これまで経験してこなかった事柄に一生懸命奮闘しながら進んでいきます。一方色葉は、葛藤の末、手術のため半年後に筒井の元を離れることを決断。一度は離ればなれになった2人が、7年後に再会する恋愛物語です。

まず、少女漫画において主人公が男の子であることが珍しいと思います。心を許せる友達がたった1人しかいなかった主人公ですが、恋を知ることで、彼の日常が色鮮やかに染まり、世界が広がっていくところが素敵です。また、些細なことでケンカしたり、すれ違ったりする場面も、リアルに感じました。困難を乗り越えながら、どんどん強まっていく絆が上手く描かれていると思います。恋愛することが、とても前向きに捉えられていて、人を愛することの素晴らしさを教えてくれます。主人公を取り巻く友達のストーリーもしっかりと描かれていて、感情移入しながら楽しむことが出来るストーリーです。

 

先生!

生徒と教師の苦しくも切ない、リリカルなラブストーリー!

高校生の島田響は、男友達の浩介や友人の千草が先生に恋をしているのを知るが、自分自身は今一つ「人を好きになること」が分からないでいた。しかし、世界史の伊藤先生の包容力に惹かれ、気づいた時には伊藤先生を一人の男性として好きになっていた。女性不審らしき伊藤先生に、自分の思いをぶつけていく響。自分の立場や戸惑いから、先生のちぐはぐな態度に翻弄されながらも、二人は気持ちを通わせるようになる。しかし、本当に大変なのは教師と生徒という立場で恋愛をしていくことだった。響の友人、浩介や千草、後輩の渚との恋愛も交錯し、さらに人間模様は複雑になっていく。多感で不器用な恋が繰り広げる、リリカル青春ロマン。

男性教師と女子高生の恋を描いたストーリーですが、社会的立場はあるものの、主人公響をはじめとする浩介や千草などの生徒たちと、伊藤先生や他の教師が人間として平等に描かれています。伊藤先生が生徒に全幅の信頼を置いて、響との恋を響の友人には話し、友人たちも口外をしないで応援するという「対等で誠実な関係性」の斬新さが見どころでもあります。途中で各登場人物に「自分を好いてくれる人」などが現れたり、問題にくじけそうになったりで、色々なハプニングがありますが、この問題をどう解決していくのか?という点が非常に興味深い作品です。また、一見「普通」の外見の響や千草といった女生徒が、恋を通じてどんどん美しく成長していくところが見どころです。

 

ちはやふる

熱い青春かるたストーリー!

主人公綾瀬千早が競技かるたと出会い、かるたを通して仲間と成長していく物語です。小学生で千早に競技かるたの魅力を教えた綿谷新。小学生でかるたチームを組んだことをきっかけに瑞沢高校でも千早とかるた部を創設する真島太一。3人の絆を中心に、瑞沢高校かるた部を取り巻く熱い青春ストーリーが進んでいきます。部活は主に5人1組の団体戦で優勝することを目標に、全国の高校生が3年間を切磋琢磨して過ごしていきます。一方で、競技かるたの頂点(名人、クイーン)を目指す個人での目標もあり、高校3年間で得た技術や人間関係をもとに、千早たちはさらに成長していきます。

みたかったな…」と思わせてくれるような素敵な青春ストーリーだと思います。瑞沢高校だけでなく、他校のキャラクターも魅力的な人がたくさんいるため、全国大会での戦いは涙なしでは見れません。また、顧問の先生など大人たちもかるたを通して人生を楽しんでいく姿が多く描かれているので、夢を追いかけ続ける人の魅力も知ることができると思います。様々な生い立ちや個性を持ったキャラクターたちが、「かるた」を通して一つになれる姿がとても良い作品です。

 

超立!!桃の木高校 

変わっていてもいい、自分にしかできない何かがきっとある。

桃の木高校に入学した森まりは、中学時代まである理由でいじめを受けていた。念力によって物を動かせるという特殊能力の持ち主だったため、変人扱いされてしまっていたのだ。高校では同じ失敗をしたくないと思ったまりは、入学後、そのことを悟られずに友達を作ろうと心掛けていた。しかし、ひょんなことから仲良くなった友達、城、さおりん、小野寺の3人にも特殊能力があることが発覚する。能力を生かしていろいろな事件を解決するうちに、まりは城に恋心抱くようになる。楽しい仲間たちとの、恋あり友情あり超能力ありの青春ラブコメディ。

主人公まりのサイコキネシスをはじめ、さおりんの透視、城のテレポート、小野寺の空中浮遊と超能力を駆使して日常の問題を痛快に解決していきます。しかし日によって能力の調子が悪かったりして失敗もあり、実際にこういうことはあるかもしれないと思わせる、妙なリアリティがある作品です。自分がコンプレックスに思っている個性が、誰かの役に立つかもしれない。自分にできる何かを探したくなる、そんなメッセージ性も内包していて、ギャグ要素が強い作品にもかかわらず感動を覚えます。ありのままの自分をどう生活で活かすか考え、また、違う個性を持つ他人に頼ることで助け合う。恋や友情だけではない大きなテーマがある作品です。

 

椿町ロンリープラネット

女子高生家政婦×時代小説家の胸キュン共同生活。

父親の借金返済のため、住み込み家政婦をすることになった高校生の大野ふみ。時代小説家 木曳野暁の家で働くことになったが、木曳野は不愛想で何を考えているかわからない。父親以外との男性との共同生活に戸惑いながらも、忙しいシングルファザーの父に代わって家のことをしていた経験から、家政婦として、同居人として木曳野をサポートする。ふみは一緒に過ごしていくうちに、木曳野の仕事に対する真剣な姿勢や優しい一面に惹かれていき、木曳野もふみの気遣いや思いやりを感じる中で、単なる雇い主と家政婦の関係から距離が縮まっていく。年齢も立場も異なる二人の共同生活はどうなるのか?

女子高生が成人男性の家で住み込み仕事をするという非現実的な設定ですが、主人公の二人も周囲のキャラクターも派手過ぎない設定や性格のため、感情移入しやすいと思います!メインキャラクターのふみと暁が、お互いを大切に思い、思いやる姿にきゅんとします!主人公のふみは、いわゆる「今どきの女子高生」とはかけ離れた、主婦のような行動をしますが、そこにふみの優しさや生い立ちの大変さが感じられて、応援したくなります。暁もスマートなイケメンのうえ、第一印象は不愛想だけど実は一途で誠実というギャップが最高です。二人の距離がどう変わっていくのか、読み始めるとついつい続きが気になってしまうマンガです!

 

電撃デイジー

トキメキもあり!ギャグもあり!

唯一の肉親である兄を病気で亡くした、天涯孤独の少女、紅林照(くればやしてる)。貧乏ながらも奨学金で高校に通い、仲間たちと高校生活を過ごしていた。貧乏なことを理由にいじめにあってもめげず、明るい性格の照の心の支えは、兄がくれた携帯電話に届く「DAISY(デイジー)」と名乗る謎の人物からのメールだった。「何があっても、守ってあげる」「僕はいつでも、君の味方だよ」兄の知人ということ以外、DAISYの正体はなにもわからない。照も、何か言えない事情があるのかもしれないと、詮索はしなかった。ある日、照はひょんなことから、金髪の不良公務員・黒崎の下僕として働くことになってしまう。仕事はサボるし、口も悪いし乱暴者の彼の正体は...?

シリアスな場面とギャグの場面の対比がたまりません。少女漫画の主人公なのに、照は鼻血は出すし、お顔にヒゲも描いちゃう。ノリの良い友達との絡みや、黒崎との掛け合いが最高におもしろいです!甘すぎる少女漫画が苦手な人に、ぜひおすすめしたい漫画です。また、ミステリー要素もこの漫画の見どころだと思います。DAISYの正体、兄とDAISYの関係は?そして黒崎もタダモノじゃなかった!常に先が気になります。そして、何といっても恋愛要ですよね。目まぐるしく事件が起こり、弱った時に駆けつけてくれる黒崎カッコいい!大人の男の頼もしさにキュンキュンしちゃいます。照と黒崎、それぞれの切ない心理描写には、こっちまで切なくなっちゃいます。恋愛、ギャグ、ミステリーがうまく混ざり合った「電撃DAYSY」ぜひ読んでみて下さい!

 

年下男子シェアハウス

あなたはどの萌え系男子が好き?

表題作を含む6作品の短編集。年下男子シェアハウスは、主人公さやか 高2。彼女の家に親戚の男の子が下宿することになった。その男の子は湊 中1。小さくて弟みたいな湊をさやかは可愛がる。湊は、さやかが好きだというも相手にされない。さやかの両親が不在の夜、お風呂から上がったところで雷により停電になる。怖がりのさやかは飛び出し、様子を見に来た湊にしがみついた。復旧するまでの間に色々あり、湊の存在が可愛い弟ではなくなっていた。湊はさやかとのキスの直後、学校の寮に入ると言い出す。それを止めるさやかだが、どのようにして止めるのか。湊が学校の寮に入ると決めた真相は。他、財閥お嬢様と執事、政治家お嬢様と高校生警護官など、女子高生が主人公の恋の話が盛りだくさん。

この短編集で私が一番気に入った話は、おあずけ執事で、財閥お嬢様と専属執事との話です。執事という立場上、お嬢様から指示がない限りは指1本触れられない。けど、好きだという気持ちを行動で伝えながらお嬢様に言わせるために様々な方法を使うところは「これは絶対堕ちる」と思いました。アクセルとブレーキを器用に使い分ける執事に終始ドキドキしました。表題作の年下男子シェアハウスでは、弟扱いしかされない男の子あるあると思いながら読んでいました。雷で停電したところは「可愛すぎるケモノだ!」と恥ずかしながら興奮ぎみに。年上、年下、同級生いろんな立場の萌え系男子が揃っています。あなたのお好きな萌え系男子はどれですか。

 

となりの怪物くん

恋と友情それから将来。あなたにもきっと覚えのある青春ストーリー!

成績がすべて、それ以外のものに興味はないー…。ドライアイス、とあだ名をつけられていたほどの冷たい女、水谷雫。高校入学直後、一冊の参考書につられたばかりに学年一の問題児・吉田春になつかれてしまう。ハルは噂通りのやばいやつで、暴力は振るうし意味の分からない言動ばかり。私は勉強ができればそれでよかったのに!と悩む雫。しかし、不器用なだけで一生懸命な彼に、雫の心は動かされる。不器用な二人が、時に傷つき、時に相手の痛みを知り、心を通わせていく。人と触れ合うことで自分の心も見えてくる、人生にたった一度の成長を描いた珠玉の青春ストーリー。

なんといっても最大の見どころは登場人物たちの成長です!友人関係、恋愛それから将来に…理想はあるのになんでか現実はうまくいかない、そんな悩みを実際に抱いていた方もいらっしゃると思います。この作品の登場人物たちも一緒です。リアルな悩みに時に涙し、それでも少しずつ人と触れ合っていく中で何かを見つけていきます。一生懸命な登場人物たちを見ていると、胸がキュッとしてしまいます!登場人物それぞれの恋模様も必見です!読んでいくうちに登場人物全員を応援してしまうことでしょう…。そして怒涛のコメディと胸キュンの連続にガンガン読み進めてしまうこと間違いなし!

 

トライ/アングル

高校生たちの淡い三角関係。

その昔、好きな人にこっぴどく振られて、そのことが今になってもトラウマとして残っている主人公の亜貴。それをきっかけに女らしさを全て捨てて男の子のように振る舞って生きてきた。バスケ部の創は、出会った当初は亜貴のことを男だと勘違いして何かと勝負をしたがってきたが、ある日、亜貴が女の子だということを知ることになる。それまでとは一変して亜貴のことを女の子として意識するようになり、完全に惚れ込んでしまった創。その想いを亜貴に対してストレートに伝える。自分に対して真っ直ぐな創の態度に亜貴も心を動かされて惹かれるように。そんな中、二人の前に現れたのは、亜貴を振った挙句トラウマを作った最低男の史也だった。

亜貴ちゃんのかっこいい一面には凄くキュンキュンしたし、その一方で、女の子らしい洋服を着ている姿の可愛さにもキュンキュンしました。これは創くんが亜貴にゾッコンになってしまうのも無理はないだろうなと思いました。そんな創くんもめちゃくちゃかっこよくて最高でした。ちょっとばかし不器用なところがあって何かと上手くいかないこともあったけれど、創くんの真っ直ぐで確かな好意は本当に素敵でした。顔を真っ赤にして想いを伝えようとしてくれる初々しさがたまらなく好きでした。創くんも亜貴も、高校生とは思えない健全さがとにかく微笑ましいし好ましくて良かったです。

 

夏目友人帳

妖と少年の優しい時間。

幼い頃に両親を亡くした夏目貴志、夏目の目には普通の人には見えない幽霊や妖怪といったものが映し出されていた。誰にも理解してもらえず、親戚をたらい回しにされた夏目の心は暗く閉ざされていた。高校生になり、遠縁の藤原夫妻の元で暮らすようになった夏目。藤原夫妻は優しく、転校した高校でもそれなりにうまくいっていた夏目だったが、最近しつこく妖怪たちに絡まれることが多くなっていた。それには今は亡き夏目の祖母・レイコが妖怪たちと交わしたある契約が関係していた。強力な妖力を有していたレイコが遺した「友人帳」をめぐり、夏目は用心棒のニャンコ先生と共に慌ただしい生活を送っていくこととなる。

妖怪がたくさん出てくるため怖い話なのか思いきや、そうではなく、そこには優しくて穏やかな時間が流れていました。夏目は、孤独に生きていたからこそ、人の気持ちも妖怪の気持ちも考えられる優しい少年です。そして、そんな夏目を側で見守る斑もまた、優しい眼差しを向けています。どんな時でも夏目を守ってくれる斑は、とても頼もしくて、胸がキュンとします。妖怪たちの中には切ない想いを抱えたものや、哀しい過去を背負ったものがおり、夏目の優しさに触れて心を癒しいく場面は読んでいるこちらが癒されていくようです。

 

なまいきざかり。

バスケを通して描かれる青春ラブコメ!

バスケ部でマネージャーを務める高校生2年生の町田由希。大家族の長女であることからサバサバとした性格のしっかり者である由希はバスケ部の主将である先輩に恋をしていた。しかし、先輩には可愛い系の彼女がいることが判明し、あっさりと由希の恋は終わりを告げる。そんなある時、生意気な後輩・成瀬翔にある弱みを握られてしまう!顔は良いけど強引な成瀬に振り回される由希、無愛想な表情であしらう由希だったが、徐々に成瀬の行動に顔を赤らめるようになり……。

無愛想だけど反応が面白く可愛い由希ちゃん、カッコいいのに可愛いところもある成瀬。王道ながらも嫌味のない二人のやり取りにキュンキュンしてしまいます!二人は高校生から大学生へと成長していくのですが、その過程で変化していく気持ちにも共感が出来ることが多々あります!こんな恋愛をしてみたかったと羨む気持ち、自分の若かった頃の恋愛を思い出して懐かしむ気持ち。色々な年代の色々な経験をしてきた人に刺さる少女漫画です!また、恋愛要素はもちろんですが、その他にも二人が一生懸命に部活に打ち込む姿なども楽しめます!

 

はつこいのいろ

甘酸っぱくてくすぐったい最高の初恋!

恋なんて自分にはまだまだどこか遠い話と思っていた高校2年生の園田栞奈は、ある日の帰り道、学業のお守りを踏んでしまいます。それが、3年生の山神千紘との出会いでした。大事なお守りを踏んでしまったお詫びに、山神先輩を待ち伏せしてチョコを渡します。それがきっかけで色々とやり取りするようになり、そのたび心臓がくすぐったくて、ドキドキして、、、。これって!恋なのかも~!!と、栞奈の心が動き出します。そんなちょっとドジで真っすぐな栞奈に山神先輩も惹かれていき・・・。先輩のこと好きだけど、受験の邪魔はしたくないし、でも好き!!受験直前だけど、甘くてくすぐったい2人の恋がはじまります!

栞奈が山神先輩と出会ってから、なにかと先輩を見つけてはきゃっきゃっしている様子や、会えた時、なるべく自然に話しかけようと頑張ってたりする様子が、とても可愛いです!はじめて誰かを好きになったときの、どうしようもなく好きで、見つけただけで嬉しくて楽しくて…という感じ、懐かしくてきゅんきゅんします!先輩から告白されますが、受験の邪魔はしたくないと我慢しようとするところ、きゅーんと切なくなりますが、山神先輩がストレートでかっこいい!受かる気しかしない!ってそんなこと言ってくれるって、最高ですよね!合格して、ちょっと遠距離になっちゃうけど、、、そこからの二人の付き合いには、切ないことも嬉しいことも共感できること満載で、最後まできゅんきゅんできます!

 

花ざかりの君たちへ

男子校に通う少女のイケメンパラダイス!

アメリカに住む芦屋瑞稀は、高跳びの選手・佐野泉に憧れて日本の男子校・桜咲学園に転校する。性別を偽って男子校で寮生活を送ることになった瑞稀だが、なんと佐野と同部屋になってしまう。周りの男子たちに女子であることがバレないように学園生活を送る中、瑞稀は佐野がケガが原因でハイジャンプができなくなっていた事を知る。なんとかして佐野にもう一度ハイジャンプに復帰してほしい瑞稀。そして、瑞稀の真っすぐな気持ちに最初は鬱陶しがっていた佐野だったが、瑞稀の熱意に徐々に心動かされていく。佐野と接することが多くなる中、瑞稀も次第に佐野に好意を寄せるようになり……。

中条先生が描く男子高校生がとても美形で惚れてまうやろーー!初めて読んだときは、本当に整った顔に心臓が高鳴りました。特に魅力的なのは瑞稀の寮の寮長である難波南先輩です。物語で学ランを着るシーンがあるのですが、漫画だとわかっていてもすごくスタイルが良くてウットリしました。また、瑞稀と佐野の二人の寮生活はハラハラドキドキの連続で、瑞稀と佐野の距離の近さは堪りません!この漫画は2007年に有名なイケメン俳優たちによりドラマ化されていますが、漫画のほうが恋愛色が強くなっています。イケメン達がたくさん登場するので、イケメンたちの発するフェロモンに浸りたい方は必読です!

 

花より男子

媚びない女・牧野つくしの夢物語!

お金持ち高校生とボンビーガールの牧野つくしの学園生活、貧乏というよりも入学先の学園の生徒が成金すぎる!そんな格差の大きい学園に通うことになったツクシ、もちろん浮いた彼女はいじめのターゲットにされてしまい、ついにF4を敵に回すことに。そんな戦いの日々のなかで道明寺司がつくしに惚れてしまうことからいじめも一転します。つくしと司のちぐはぐな関係がスタートするのです。身分格差からお互い理解しあえない暮らしぶり、考え方の乗り越えて2人は徐々に関係をちじめていくことに。
多くの障がいを乗り越えて本物かどうか気持ちを温めてゆくストーリーです。

財閥に好かれるボンビーガール。つくしの置かれた立場は女子にとって誰もが夢物語に近く、愛読者の女子の好奇心をくすぐります。もしもわたしだったら??という妄想を描きながら、楽しめるドタバタ劇です。つくしと司、2人がゴールインするまでに多くの試練が待ち受けています。そんな試練に立ち向かう2人のたくましさ。つくしのたくましさは少女漫画では例の見ないキャラクターでしょう。財閥に好かれても一切女として人間として媚びない女、そんな強い人間、牧野つくしのキャラクターが良い。彼女だからこそ共感でき応援し、愛読もしたくなるというものです。

 

ハニー

幸せ溢れるほんわかラブストーリー

高校に入学するや否や、恐れられている不良、鬼瀬大雅に告白されてしまった奈緒。実は鬼瀬くんは中学生のころ奈緒が救いの手を差し伸べた不良でした。はじめは委縮してしまう奈緒ですが、鬼瀬くんの優しい人柄に心を開き、「高校生活最初の友達」として関わるようになります。とあることがきっかけで2人とともに高校生活を過ごしていくことになるのは、口は悪いけれど見た目がとてもかわいい三咲くんと、「友達なんかいらない」と宣言するクールビューティーな矢代さん。4人はぶつかり合いながらも少しづつ、大切仲間になっていきます。友情が深まる一方で、それぞれの恋も展開していきます。人間関係がゆっくりと変化していく温かい青春ラブストーリーです。

この漫画の見どころは、寄せ集めでバラバラの4人が少しづつかけがえのない存在になっていく過程が描かれているところです。恋人として、友達としてゆっくりと関係が変化していく様子が温かく、ほっこりさせられます。その人間関係が、漫画特有の背景トーンやコマ割り、キャラクターの表情として表現されています。特に、この漫画では、一歩一歩お互いが少しの勇気を出しながら距離を詰めていくので、それぞれ頬を赤くするところが多く、見どころの一つだと思います。そんな彼女頑張りにエールを送りたくなると同時に、読者も励まされる漫画です。それぞれがしっかり自分の意思を持ちつつも全体を通してホッとする緩さがあり、癒されること間違いなしです。

 

ハニーレモンソーダ

ひたすらまっすぐな純粋ラブストーリー!

主人公の羽花は中学時代「石」と呼ばれていじめられていた。友達はゼロ、親に心配をかけたくない、誰にも相談できない。でもこんな自分から変わりたい。そんな時、レモン色の髪がトレードマークの界と出会い、強烈に憧れを感じた羽花は彼を追って八美津高校に入学する。それをきっかけに、自分に自信がなく引っ込み思案だった羽花は界の手助けを受けながら少しずついじめられっ子で卑屈だった過去から抜け出し、横でそんな様子を見守る界も羽花の頑張る姿に知らないうちに惹かれていく。紆余曲折の末、距離が近くなっていく二人だが、界の様子がおかしく……。

いい意味で王道な青春ラブストーリーです!過保護な親の傘に隠れていて、なおかついじめられていたことで殻に閉じこもっていた羽花を光の方へと引っ張っていく界はものすごく眩しくて、こんな人がいたらいいなと思わされます。また、界ばかりが助けている訳でなく、羽花が界の辛い時や弱っている時、例え彼が邪険に扱ったとしても何度も真正面からぶつかっていく芯の強さ、真っ直ぐさがヒロインとして本当に素敵で応援したくなります!そんな羽花だからこそ誰に対してもどこか冷めた界が好きになったんだと納得です。普段はツンツンですが羽花にだけ時折サラッと甘い言葉を言うのが反則級に胸キュン!全少女漫画好きに勧めたい作品です!

 

春待つ僕ら

イケメン4人+1人との、青春恋物語!!

自分を変えたくて、本当の友達がほしくて、あえて遠くの高校を受験した主人公美月は、入学後いまだ友達出来ず、、、。そんな中、バイト先のカフェで人違いをされたことがきっかけで、バスケ部のイケメン4人組と絡むようになります。その中の一人、浅倉永久とは同じクラス。ふとしたことがきっかけで、自分の胸の内を話すことになり、それを黙って聞いてくれてた彼が、「素直でよろしい」と頭をくしゃくしゃされ、、、。その日以降、いつも一人だったお昼の時間も、なにかと彼ら4人組が付きまとうようになり、美月の毎日は動き出します!

バスケ部のイケメン4人組と仲良くなること自体が、羨ましい展開ですが、なにより主人公の美月が真っすぐでいい子なので、俄然応援したくなります。そして、イケメン4人それぞれが、バスケにも恋にも真面目で、最高にかっこいいです!全然チャラくないし、浅倉君が次第に美月に惹かれていく様も、とても自然で、奥手かと思いきや急に男気だしてくるところとか、たまらなくかっこいいです。恋も友情もバスケも、すべてがバランスよく組み込まれていて、ラストまで飽きたり間延びすることなく存分に楽しめます!最後に、それぞれの番外編もあって、みんなハッピーエンドなので、読後の爽快感はばっちりです!純粋に青春を感じたい人におすすめの作品です。

 

ビューティーポップ

可愛いヘアメイクで女の子を大変身!

主人公の綺里はカットやヘアメイクが大好きな女の子。綺里の通う高校ではイケメンたちが普通の女の子をかわいく変身させる「シザーズプロジェクト」なるものがあり、美容の腕に目をつけられたことがキッカケで綺里はこれに参戦することに。そして、綺里はプロジェクトのモデルを断られた女の子を劇的に変身させ、イケメンたちをあっと言わせるのだった。綺里は次々と持ち前のヘアメイクで女の子達に可愛くなる魔法をかけていき…。

綺里がヘアメイクした女の子の中でも、万屋さんという女の子の変身ぶりが特に凄かったです!万屋さんは髪の毛が剛毛で肌荒れがひどい女の子でしたが、綺里の手にかかればそれが嘘のように綺麗になりビックリしました。変身後の万屋さんを見たとき、まさか別人が出てきたんじゃないの?と一瞬疑ってしまったくらいです(笑)。この作品に出会って女の子をかわいくして自信を持たせてあげる美容師にとても憧れたものです。美容院に行く度、美容師のお姉さんが綺里のように思えました。美容師って素敵な仕事なんだよと教えてくれた作品でした。

 

ひよ恋

身長差に胸キュン!

超がつくほどの人見知り体質である15歳の主人公・西山ひより。自己紹介は1番苦手なイベントかもしれないと思っていたが、「名前くらいちゃんと言わなきゃ」と自分を鼓舞して名前を言おうとするものの、そのタイミングで教室に入ってきた1人の男子によって遮られてしまう。その男子は190cmという超がつくほどの高身長男子・広瀬結心だった。「こんなミクロサイズの高校生いるんだ」と半ば感心したような感想を、身長を気にしているひよりに向かって臆せず言ってしまう失礼な広瀬。さらには、ひよりのことを「ひよこ」に似ているとまで言ってしまい……。

年齢差とか身長差とか、差があるカップルって本当に素敵だなと凄く憧れを抱きました!さすがに50cmも身長差があったら何かと不便なことも多いかなとは思いますが、身長差故にお互いで見える景色が違うって面白そうですし、何よりその違いをお互いの間で共有していくのは楽しそうだなと思います(笑)。兎にも角にも、ひよりちゃんが可愛くて癒されました。思わず抱きしめて頭を撫で回したくなってしまうような、あんなに可愛い女の子が自分と同じクラスにいたら毎日がハッピーでしかないなと思います。胸がじんわりと温かくなって幸せな気持ちになれる作品です!

 

ひるなかの流星

田舎の女の子にも夢がある!

田舎でのほほんとした生活を送っていたが、両親の都合で都会の高校に転校し新しい生活を送ることになった与謝野すずめ。初めての都会で迷ってしまったところ、ひょんなことから獅子尾と出会う。しかし獅子尾はすずめの転校先の高校の担任の先生だった!すずめの新しい学生生活が始まると席が隣になった馬村と仲良くなる事ができる。そして最初は苦手に感じていた獅子尾に助けられることが多くなり徐々に惹かれていくすずめ。さらに馬村もすずめのことが気になっていく。一方獅子尾は…馬村、獅子尾、すずめの三角関係はどうなっていくのか!

見所はやはり馬村と獅子尾のかっこよさです。2人とも違うタイプのイケメンで自分だったらどっち派か考えるのがとても楽しいと思います。馬村とはクラスメイトとの恋愛なのですが、獅子尾は担任の先生なので先生と生徒の禁断の恋愛でもあります。獅子尾は自分の立場もわかっているがすずめに対する気持ちが抑えきれなくなるダメ男感もまたいいです。キュンキュンポイントがたくさんあるので好きなシーンを何回も読み返したくなります。獅子尾先生はすずめのことを「チュンチュン」と呼ぶのですがそれがとても可愛らしくて好きです。また、登場人物は全員動物の字が入っていると言う共通点もあったり、細かいところまで楽しめる作品だと思います。

 

フルーツバスケット

秘密が織りなす学園ラブストーリー。

主人公の本田透はすでに両親が共に他界しており、祖父の家で養われていた。その後、高校生になり遠回しに家を追い出された透は頼れる所もなく山にテントを張り生活を送っていた。しかし、その土地はクラスで人気者のイケメン男子・草摩由希が住む草摩家の敷地内で、そのまま草摩に見つかってしまう。草摩家のご厚意から家に居候させて貰うことになった透だが、透はそこで草摩家の一族に続く秘密を知ってしまう。なんと彼らは異性に抱きつかれると十二支と同じ動物に変化してしまうという特殊体質を持っていた。本来なら秘密を知ったものは記憶を消されてしまうのだが、透は家事を条件に草摩家で過ごすことになり……。

人が動物に変化すること以外はごく普通の日常が描かれており、透の学園生活などでは身近に感じることも多々ありました。また、草摩家に生まれたことで悩みを抱える彼らに、純粋な透がそっと寄り添うことで気持ちに変化が生まれる描写が印象的です。自分自身が嫌いと感じたり、大切な人には自分が犠牲になってでも幸せになってほしいと思うことは共感できる人も多いと思います。そんな自分を否定せず、自分の良い所を見つけてくれたり、自分が一番言ってほしい言葉をかけてくれる透の言葉にとても感動しました。そんな優しい言葉があふれた作品です。また、草摩家の人々の動物姿も非常に可愛いのでお楽しみに!

 

僕が君を変える

外見から中身が変わる

地味な高校生の菜子は、隣家に住む幼馴染みの孝道と中3から交際をしていた。地味な外見から陰口を叩かれてもなにも言えない菜子。自分に対して卑屈になっていた菜子の前に、御堂忍が現れる。美容院に連れていかれた菜子は、御堂の手により髪をカットされ、別人のようになる。本当は変わりたいと考えていた菜子は、御堂のおかげで可愛く変身することができた。菜子を知れば知るほど惹かれていく御堂。いろいろアプローチをするものの、鈍い菜子はそのことになかなか気づくことはなかった。だが、そんなとき菜子は孝道にフラれてしまう。失恋に落ち込む菜子を御堂は励ます。そして、菜子もまた御堂に惹かれ始めるのだった。

地味だった菜子が御堂の手により別人のように可愛くなったシーンは、良かったと思うのですが、もしかしたら孝道にとっては不満だったのかなと読んだ時に感じました。菜子は、外見だけではなく中身も変わったような気がします。明るくもなりましたし、積極性も出てきました。でも、孝道が好きだったのは、かつての地味な菜子だったのかもしれないと思うと、少し複雑な気がします。御堂は、地味だった菜子もそして変身した菜子も、どちらに対してもきっと変わらなかったと思います。大きな展開は少ないのですが、逆にそこがリアルな感じがしました。読んだ後は、思わず鏡を見てイメチェンについて考えてしまう作品です。

 

僕と君の大切な話

大切な話で近づく二人の距離……!

学校のマドンナ相沢のぞみは同じ学年の東四朗に片思いをしていた。ある日の帰り道、駅のホームでのぞみは東くんに告白!「ねえ…東くん、どうして男は――」。しかしマジメなツンデレ男子、東くんからの返答は予想外のものだった。なかなか話が嚙み合わず、すれ違いや勘違いの多い二人だけど、駅のホーム、学校のベンチ、図書館、休日のカフェ……毎日繰り返される大切な話に二人の距離もだんだんと近づいていき…?!軽快に繰り広げられる男女についての会話に共感すること間違いなし!不器用な高校生男女がお届けするラブコメディ、ここに開幕!

ヒロイン相沢さんと片思いのお相手の東くんが「どうして男って……」「どうして女って……」と会話をするラブコメディです。会話の内容が男女のあるある的で妙に的を得ているので読んでいてクスッと笑えます。また、少女漫画によくあるようなドロドロしたストーリーは一切ないので安心して読むことができます。基本は一話完結で二人の会話がメインのコメディとなりますが、駅のホーム、学校のベンチ、休日のカフェなど、1巻ごとにシチュエーションが変わり、友人やクラスメイト、家族など登場人物も増えていくので飽きません。絵もとても洗練されていて、作者の描くもどかしかったり、恥ずかしかったり、切なかったり……というキャラクターの表情が素晴らしいのでぜひ読んでほしいです。

 

僕の家においで

貧乏ネガティブ純情少女×美男子のドキドキ同居生活!

極貧生活を送る主人公・美玲は中学時代に同級生らにいじめられ続けたせいで、自分をゴミのような存在だと思っていた。高校からは貧乏キャラを脱出すべく、新聞配達のアルバイトを始める美玲だが、ある日、配達中に国宝級美男子・真野が乗るバイクを転倒させるという事故を起こしてしまう。怪我をした真野のお手伝いをすることとなった美玲だが、二人で過ごす時間ができたことで二人は徐々に惹かれ合う関係に。そんな中、美玲の両親の引っ越しをきっかけに、二人の同居生活が始まり、家政婦とご主人様の関係から恋人同士の関係へと……。

主人公の美玲ちゃんがとにかく可愛い!自分のことをゴミ以下だと卑下するものの、全くネガティブな感じではなく、ユニークで素直な明るい性格は好感が持てます!純情すぎて、ちょっとズレてる会話なんかも楽しいですね!一方で真野さんは少女漫画ならではの王道の王子様といった感じで、イケメンで優しくて男らしい一面には胸キュンです!中学時代まで男子に馬鹿にされ続けた美玲ちゃんがいきなりモテモテになるのも、同居しながらもプラトニックな関係を続ける大学生のマノリンなど、現実ではあり得ない展開もありますが、だからこそ少女漫画の見所が詰まっており楽しくドンドン読めちゃいます!

 

僕等がいた

展開に思わず引き込まれるラブストーリー

主人公の七海と彼女の同級生の矢野との恋を綴ったラブストーリーです。七海は矢野と付き合っていますが、明るい七海に対し彼はどこか影のある人物として描かれています。矢野には忘れ難い過去があり、その過去を引きずってストーリーが進んでいきますが、やがて過去の出来事が明かされていきます。過去にはこれまでの矢野の恋愛が絡んでおり、これは後に七海との関係にも影響していきます。作中では高校生時代から社会人生活までが描かれており、かなり長編になっています。年月が流れるとともに変化していく七海と矢野の関係からは目が離せません。

長編漫画なのですが、矢野の過去、七海と矢野の関係が気になって一気に読んでしまうほどでした。読んでいる時間がとても楽しく、読み終えた後はしばらくロス状態になりました。矢野の過去では同級生の山本さんの姉と付き合っていたこと、さらに山本さんとも関係を持っていたことはかなり衝撃的でした。七海との関係を脅かすような過去があったものの、七海と矢野は幸せなラストを迎えることができて心からほっとしました。終盤で社会人になった七海と矢野が仲良さそうに朝を迎えるシーンが大好きです。最後まで二人を見守って良かったと思えました。

 

ホリミヤ

一冊読めばあなたもホリミヤファンに!

クラス一モテる美人の堀京子(ヒロイン)と、見た目が陰キャで根暗の宮村伊澄(主人公)が織りなす超微炭酸日常系ラブコメディ。一見派手な見た目の堀ですが、プライベートでは弟の面倒をみたり、家事をしていたりと主婦のような女子高生。毎回友達からの誘いも断り弟の迎えに行くなど、遊ぶ時間がほとんど無いにもかかわらず親に対しては文句を言わず。一方宮村は学校以外ではピアスにタトゥーとかなり派手な格好。お互いに学校での様子からは想像の付かない彼ら。しかし、とある理由から学校の外でばったり出会い、秘密の関係が始まります。2021年1月からテレビアニメ化もされており、注目の人気作品です。

ホリミヤではただ美男美女だったり、理想の甘酸っぱいシチュエーションがおおかったりする一般的な恋愛漫画と異なり、リアルな人間性や恋の駆け引き、友情関係が描かれているため、読んでいると、つい「うんうん」と頷いてしまうシーンが沢山出てきます。また、ホリミヤのいいところは、どのキャラクターも憎めないということ。どの恋愛漫画も気に入らないキャラの一人や二人はいるのが常であるような気もしますが、ホリミヤは読めば読むほど全てのキャラに愛着がわいてきます。ホリミヤには主人公とヒロイン以外にもも数々のカップルが登場するので、是非お気に入りのカップルを見つけてみてください。

 

まいりました、先輩

こんな青春おくってみたかった!

高校に入学して2ヵ月、世里奈は自分の机にラブソングの歌詞が落書きがされているのを発見します。その犯人が2年生の先輩、水川でした。水川のことが気になる世里奈は、どうにか接点を作り強引にアタック!見事付き合うことになります。初めての彼氏に、どうしていいか迷いながらも一生懸命に水川のことを大切にする世里奈。そんな世里奈の気持ちが届き、最初はぶっきらぼうだった水川も徐々に心を開いて、不器用ながらも愛情を示します。初めてづくしの経験を経て、ちょっとずつですが距離を縮めていくふたり。学生だからこそのキラキラとした愛情表現がまぶしい作品です。

世里奈の一生懸命さが最初の方だけでなくて、気合の入れようがずっと変わらないのがすごいですが、水川先輩も本当に高校生ですか?とツッコんでしまうほど愛情表現がロマンティックなんです。初体験に向けて、いろんな思いを抱える世里奈にエアーで試してみようと持ち掛けるエピソードが印象的で、世里奈の気持ちを面倒と思わず受け止めて、気まずくならないようなユーモアで対応してくれたのが、同じ女として勝手に嬉しくなっちゃいました。そして胸キュンしちゃうのは水川先輩だけじゃないんです。読んでいると、カッコいい先輩、優しい先輩に囲まれた世里奈がすっごく羨ましくなります。

 

町田くんの世界

人間愛にあふれる優しい世界。

主人公の町田くんは物静かでメガネまさに地味系男子高校生。秀才そうな外見とは裏腹に成績は中の下でまずまず。またアナログ人間で不器用な一面がある。なのに運動神経は見た目どおりでギャップはなし。大家族で仕事でなかなか帰ってこない父親に代わって兄妹の面倒をよく見ています。得意なことが何もないと本人は思っていますが周りからはなぜかとても愛されています。その理由は町田くんが無意識のうちに人へ愛を注ぎ続けているからなのでした。この物語はそんな愛にあふれた町田くんとその愛に触れた人々とのほのぼのとした日常ストーリーです。

どんな人でも一度は人を憎んだり、嫌ったりしてしまった経験があると思います。ですがこの物語を読んで町田くんの人間愛に触れて考え直させられました。嫌なことを言ったりしてくる人にもいろんな背景がありその内側にある芯の部分を理解しようとする町田くんの健気さにとても惹かれました。それでいて自分は何もないと思っている天然さが可愛らしく、同級生の猪原さんへ徐々に恋心を抱く姿は学生時代の甘酸っぱい青春を思い出し懐かしさも感じます。一話読み終わるごとに新しい物の見方や考え方が知れて、すさんだ毎日を過ごしている人には特に読んで欲しい物語だと思いました。

 

町でうわさの天狗の子

天狗だってときめきたい!

天狗の娘である主人公・秋姫は力持ちなだけで、恋に憧れたり自分に自信がもてず悩む女子高生。同じ中学出身で人気者のタケル君にときめいたり、兄妹のように育った幼馴染の瞬ちゃんと口喧嘩をし、「天狗の子」として距離を置かれていたクラスメイトと打ち解けあうなど、天狗の子とは思えないくらい普通の高校生活を送っています。しかし、そこはやはり天狗の子。禁足地である父親の天狗が住むお山には、眷属であるキツネ、たぬき、うさぎ、猪がおり、秋姫を「姫様」と呼び、慕いながらも天狗として生きるようことある毎に導こうとします。秋姫は天狗の自分を拒否し続けますが、普通の女子高生として暮らすには力をコントロールしなくてはいけないことに気づき、普通に生きるため修行を始めることに。秋姫は天狗としての自分とも向き合いはじめます。

天狗の子というフレーズから、ファンタジーの戦いものというイメージがありましたが、主人公の秋姫が、車を持ち上げるくらいの力持なだけで悩み多き普通の女子というのが、とても共感でき、読んでいて応援したくなります。憧れのタケル君や幼馴染の瞬ちゃん、最初は秋姫を奇異な目で見ていたクラスメイトたち、欠点はあるけれど悪人がいないので、ツライ気持ちにならないので、どんどん読み進んでいけました。眷属のキツネ、たぬき、うさぎ、猪もみんな性格が違い、決して清廉潔白な存在ではなく、女性にデレデレしたり甘いものを食べて喜んだりするのが、可愛く微笑ましい。後半、青春ものから、天狗と鬼の戦いへと進んでいき、涙してしまうところもあり、その変化も面白いです。

 

瞬きもせず

たった一度の高校時代、そして大人へ。

小浜かよ子は、ちょっぴり過干渉なお父さんに悩む女子高生。高校に入学してからはテニスも始め、それなりに学生生活を楽しんでいた。ある日サッカー部の紺野芳弘に告白され、戸惑いながらも交際を始める。初めての交際に、不器用な二人は些細なことですれ違ってしまう。しかし、友人たちの助けもあり、様々な出来事を乗り越え、二人は絆を深め合っていく。そして、高校を卒業後、自分の将来をどうするか?故郷の山口県を離れて都会で生活する夢と、現実とのはざまでかよ子も紺野も葛藤する。自分の夢、恋愛、家族。大きな問題を前に、それぞれが最後に選んだ「道」とは…?

淡々としたピュアな高校生の日常を切り取った、ほのぼのとしつつもリアルな作品です。風景の描写も美しく、放課後の吹奏楽部の練習の楽器の音や、誰もいない校舎の空気感など、学生生活の記憶にあるものが見事に描かれています。そういう中でちょっと好きな人と目があった喜びだったり、些細なことで悩んだりという、心憎い読者との目配せに共感を感じます。山口県の方言もよい味を出しており、かよ子をはじめとする登場人物の人柄にぬくもりを感じる要素にもなっています。淡々とした日常をリリカルに描いた作品としては、少女漫画でも代表的作品と言えます。

 

ママレード・ボーイ

イケメン兄弟とのドキドキ生活!

主人公のミキはどこにでもいる普通の女の子だが、ある時、両親が離婚し、各々別の人と結婚すると言われてしまう。しかも、離婚して直ぐに全員で一緒に暮らす奇想天外な展開に戸惑うミキ。もう決まったことだからと言われ、しぶしぶ了承するミキは同居の日を迎えることとなるが、同い年の男の子・ユウが兄弟として紹介され、その格好良さに不覚にもドキッとしてしまう!しかし、ユウは見た目の良さとは裏腹に意地悪な一面があり、ミキをからかってばかり。それでもミステリアスで優しい所があるユウにミキは少しずつ惹かれていく。しかし、そんなミキとユウの二人には波瀾万丈な運命が待ち受けており……。

この漫画は、ユウとミキの恋の行方だけでなく、昔ミキが片想いしていたギンタ、ユウの元彼のアリミが二人の関係に関わっていき、四角関係になっていく様子が見所です!しかし、ドロドロしていたり嫌がらせとかはなく、登場人物の皆がいい人で各々の気持ちに共感してしまいます!。ミキの親友のメイコとナムラ先生の禁断の恋もドキドキします!穏やかな日常が描かれていますが、後半はまさかの展開に非常に驚きました!ユウとミキの二人がどうか幸せになってほしいと願わずにはいられません。高校生の方から大人の方まで胸がじんわりと温かくなって幸せな気持ちになれる作品です!

 

水玉ハニーボーイ

侍女子高生とオネェ男子高校生のラブコメディ!

中学・高校共に強豪の剣道部主将を務め、「侍」とも呼ばれている仙石芽衣は、さっぱりとした男前な性格をしているため、女子からの告白を何度も経験していた。しかし、その芽衣でも今回の告白は、動揺していた。芽衣に告白してきた相手は、口調や仕草の女子力が高いと有名な隣のクラスの男子、藤司郎だったからだ。司郎は芽衣のファンで、以前からお菓子の差し入れなどをしていた。先日、けがをした時にも助けてもらい、芽衣に特別な感情を持つようになったとのこと。しかし、芽衣は恋人を作る気もないし、親切にするのは好意があるなどの理由ではないと告白を断る。それでも諦めないと司郎は宣言し、芽衣の告白されまくる日々が幕を開ける。

文武両道で正義感の強い侍のように男前な女子と、料理上手で手芸も得意で所作も綺麗な女子よりも女らしい男子の恋愛という設定がまずおもしろかったです。ヒーローとヒロインの役割が逆転してしるし、いろんな意味で正反対の2人。この濃いキャラたちの恋愛がどんなものになるか想像ができませんでしたが、話が進むにつれて芽衣の女の子らしい表情や司郎のかっこいいところを見ることができます。また、恋愛要素だけでなく、芽衣と司郎の掛け合いなどのギャグの要素もふんだんに盛り込まれていました。ラブコメとしてのバランスも良く、おもしろかったです。

 

ヤスコとケンジ

過干渉兄貴VS反抗期の妹による壮絶バトルコメディ!

高校2年生の沖康子は、幼いころに両親を亡くして兄と二人暮らし。兄の健児は、自分の親代わりでもある一方、元暴走族で口うるさく、康子の素行に干渉ばかりするので、喧嘩が絶えない日々を送っていた。そんなある日、学習塾で出会った、他校の男子生徒、椿純に康子は恋をしてしまう。なんとか純と知り合いになることに成功した康子は、純の姉・エリカが自分の兄に10年片思いしていたことを知ってしまう。自分の恋だけではなく、エリカの兄への思いもどうにかしたい康子だが、兄の頑固さに兄妹バトルはどんどん過熱していく。それぞれの思いの行方はどうなってしまうのか?

主人公康子と純の、なんともじれったい恋の展開もかわいらしい作品ですが、元暴走族同士という健児とエリカの恋の展開も見もの。素直になれず毎回大ゲンカする定番バトルが、コントのようで爆笑できます。ギャグも盛りだくさんで、それゆえにびっくりする事件も起きますが、そのたびにうるさい兄の大きな愛情を感じて、「こんな家族が欲しい」「こんな仲間が欲しい」と思わせてくれる作品です。だらしがなくてうるさいお兄ちゃんがなぜか最高にイケメンに見えてしまうマジックがあり、それがこの作品をますます魅力的にしていて、素敵な兄妹愛が楽しめます。

 

LOVE SO LIFE

ほっこり育児&恋物語

主人公の中村詩春(16歳)は母親を亡くし、孤児院で暮らしていた。保育士という夢を叶えるため、高校生活の傍ら孤児院に併設されている保育所でアルバイトをする日々を送っている詩春。そんな中、双子の茜・葵の保護者であるアナウンサーの松永政二(26歳)に「うちでベビーシッターとして働かないか」とスカウトを受ける。双子の育児と仕事の両立に疲れ切っていた松永は、すがるような目で詩春を見つめてくる。破格の給料といい経験になるという園長の言葉に背中を押され、双子のベビーシッターを引き受けることになった詩春。双子の成長を見守りながらも、同時に保護者である松永と詩春の恋物語もゆっくりと育っていく。

茜・葵は性格が正反対の男女の双子。そんな双子のそれぞれ違う可愛さに胸を打たれること間違いなしです!そして、詩春もとっても素直で良い子なんです。詩春の子どもへの接し方も「こうすればいいのか・・・」と勉強になることばかり!母親になる前から読んでいた作品でしたが、子どもが生まれてから読んでも目からうろこが落ちまくりです。この物語では親子の愛・恋人同士の愛など色々な愛の形が描かれており、疲れた心をそっと癒してくれます。そして、一歩一歩ゆっくり進んでいく詩春と松永の恋愛模様はもどかしく、でも自然と応援したくなる、そんな二人が10歳の年の差をどう乗り越えていくのか注目です!

 

ReReハロ

恋の始まりは胃袋を掴むことから!

実家がお金持ちで、一人暮らしをしている高校生の湊。実家から家政婦の派遣を止められてしまった湊はある便利屋のサービスを利用することにしました。便利屋からやってきたのは同じく高校生のリリコ。親が急病のため、代わりに派遣されてきました。湊はリリコが未成年のため、きちんと仕事をできるのか不信感を持っていました。しかしリリコの作る料理に胃袋を捕まれ、リリコが夕飯を作る代わりにリリコの家の便利屋の仕事を手伝うという条件で、雇用関係を結ぶことになります。日々、やり取りをするうちに、お互いが気になるようになり徐々に距離が近づいてきます。

好青年でハイスペックに見えていた湊は実は我儘で、生活能力がまるでないのがギャップで良かったです。リリコと湊の2人が徐々に惹かれあっていく姿は胸キュンするシーンが多く、読んでいてドキドキします。育った環境が2人とも異なり、お金持ちの家の子と庶民の家の子ですが、意外とリリコの方が強いのかなと感じられるのもバランスが良かったです。また、リリコの作る夕飯がいつも美味しそうなところもこの漫画のポイントかなと思います。湊がそれを美味しそうに食べるので、こちらもお腹が空いてしまいます。主人公の2人以外の登場人物も魅力的です。最初は意地悪なのに、リリコと触れると最後はみんな良い人なんだなとわかります。最後は気持ちよく読み終われる作品です。

 

最後に:思春期の高校生を描いた少女漫画

個人的にオススメな作品は「君に届け」です!

青春ド真ん中の二人の恋愛模様が純粋で綺麗すぎる!

他にも気になる漫画があれば是非チェックしてみて下さい!

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