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Sho-Comi(少コミ)連載の人気おすすめ少女漫画18選!

2021年4月5日

こんにちは、みけさんです!

今回はSho-Comi連載の人気おすすめ少女漫画を紹介していきます!Sho-Comiは憧れの恋、リアルな恋、切ない恋まで様々なラブが詰まった少女漫画ど真ん中の少女漫画誌となっています!

Sho-Comiは小学館出版で、中学生や高校生を対象にした少女漫画雑誌となっています。最近では少し大人っぽい雰囲気が漂う作品などもあったりと作品の幅が広がっている印象があります!

それでは、行ってみよう!
【2022年版】おすすめ少女漫画100選!胸キュンが止まらない!

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Sho-Comi連載の人気おすすめ少女漫画

蒼の封印

美しくて残酷でグロテスク

高校生の女の子、蒼子(そうこ)。転校した高校での新しい朝、駅でめまいを起こしてからどこか違和感を感じていた。今まで美人だなんて言われた事が無かった蒼子を美しいと褒めちぎる新しいクラスの同級生、そしてその美しさは学校で悪名高い不良少年に目をつけられる事になってしまう。授業中に気分を悪くし、保健室に向かった蒼子を暴行しようと襲い始める少年の行為に意識を遠のかせる蒼子、しかしふと気付くと彼は服を残して蒸発してしまっていた。…そして今までの気分の悪さが嘘のように回復している事に気付く…。後日不良少年は何事もなかったように学校にやって来ていると知るが、まるで抜け殻のように服を残して消えた彼の姿を確認しに行く蒼子は信じられない光景を目にした。

篠原先生の美しい画力によって描かれる理不尽で残酷な死。彼等が死ななければならなかったのは、我々人間が生きていく為に必要な行為と同じ「それ」の犠牲者なのだ…そう思えば思う程この作品の登場人物達への思い入れが強くなる事でしょう。操作された事によって起きてしまう悲しい人間関係も、もし自分がその立場だったなら果たして非難できるだろうか?と自分に問いかけてしまいます。最初は決して理解できなかったり認められなかったりする登場人物達の心情を、作品を読み進めるうちに理解できてしまうのは本当に篠原先生が天才であると確信せざるを得ません。

 

亜未!ノンストップ

芸能人カップルの弱愛を美しく描いた漫画

亜美は芸能事務所に所属しているタレント。同じく有名人である望(のぞむ)と男女関係を持っている。お互いが芸能人であるという事情からカップルである事実は伏せて付き合っている。そんななか、芹香という女優であり、女が2人の関係に嫉妬。芹香は望の事がお気に入りで亜美のことを恨んでいた。そんな芹香が挙句の果てに問題を起こしてしまう。そんな事があっても望は一向に芹香になびかずに、芹香に対して頑なな態度で通す。そして、亜美のことを思いつずけている気持ちを芹香に悟らせた。忙しいスケジュールをぬって2人は逢瀬を重ねて恋を育んでいく。

亜美はとにかくキュートな美少女。性格面も素直で良い。そんな亜美は望から、内面を含めての特別な女のこ、だと言われて、とてもよくあいされている。まさに、女子の憧れでもある愛され方そのもの。。そして、望の方もビジュアルよしのイケメン君。芸能事務所の売れっ子同士の恋模様を試練を加えて描き、2人の愛情が強く結ばれて行く様子に浸る事ができる。そうして、時にエッチな描写も加わるのに、女子がみると亜美の美しさにときめいてしまう。ハードなセックスシーンはなく、プールで裸でじゃれ合う美しい描写などがセクシーな印象を与える。

 

あやかし緋扇

一途な恋

男に守られることはもはや古いと思っている、女子人気が高くて運動神経抜群の超男勝りなヒロインである唐沢未来は、ある日教室で友達と一緒に「コックリさん」をしていた。気が進まないまま遊んでいるうちに教室内の空気が不穏なものになり、友達の様子がおかしくなる。それをきっかけに未来は、あらゆる霊を呼び寄せるようになってしまう。そんな未来を救ってくれたのは、クラスでも目立たないポジションで冴えない容姿で気にもとめてないメガネ男子の神山陵だった。陵が未来を助けて以降、陵や未来の前世に関する出来事や、前世から現世に生まれ変わった因縁深い相手の存在が次第に浮き彫りになっていく。

なんと言っても、神山陵の一途さにドキドキが止まらなかったです。真っ直ぐで確かな愛情に戸惑う唐沢未来の可愛さにもドキドキしました。そして、何年にも渡って想い続けた恋が実った瞬間は、読んでいた私でさえも嬉しくて小躍りしそうな勢いでした。もともと、メガネ男子に対してさほど興味がなかったけれど、この漫画で陵に出会ってからは嘘のようにメガネ男子にときめいてしまう体質になりました。でも、やっぱりメガネを外した姿の陵が1番好きだなと思いました。学ラン姿も最高に好きだったけれど、個人的には神社の跡取り息子感満載の袴姿がかっこよすぎてたまらなかったです。

 

海の闇、月の影

同じ顔、体でありながら、愛されることもあれば愛されないこともある

流水と流風は一卵性双生児です。高校生で陸上部に所属し、二人とも同じ先輩に恋をします。ある日、皆で遊びに行った先で古墳を発見します。流水と流風以外皆死んでしまいます。その日を境に二人は超能力に目覚めてしまいます。物体を通り抜けたり、空を飛ぶことができるようになります。優しかった流水は豹変します。二人が共に恋する先輩が流風を選んだことで流水は流風を亡き者にしようとします。流水は自分のウィルスを人に感染させることができます。感染者は流水の意のままになります。恋する先輩が手に入らないのなら、流水は世界を意のままにしようと言う野望を抱きます。

流風の方が全ての美徳を手に入れ、流水は悪魔と化してしまいます。見所は、愛を手に入れることができる流風と、嫉妬で豹変していく流水の確執です。まるで一人の人間のように育ってきて、考えも同じで、思っていることも手に取るようにわかる二人だったのに、大人になると言う事は、別々の人生を歩む事です。一人は愛を手に入れ、もう一人は愛が手に入りません。それから、ウィルスの話なので、天才科学者が現れてウィルスを変異させていきます。空を飛ぶ、物体を通り抜けると言う、当初の能力が変異し、様々な能力者が現れます。その能力者それぞれに彼等の思惑があり、物語が面白く展開していきます。

 

うわさの翠くん!!

女は強い

趣味や特技、好きな言葉は「サッカー」とサッカーを愛してやまない主人公の山手翠。常に明るく無邪気な性格で、誰に対しても救いの手を差し伸べてしまうかなりのお人好し。そんな翠は、自身にサッカーの楽しさを教えてくれた初恋の相手である氷野司に数年の時を経て再会を遂げる。将来結ばれることを信じて疑わなかった翠は、司に初めてを捧げることになる。しかし、後にそれが司のお遊びであったことを偶然知ってしまう。その報復として翠は、大好きなサッカーで司に勝つことを決めて、髪型や髪色など容姿をすっかり男の子に変えて男子校である青葉三高へ入学する。

翠ちゃんの圧倒的な心の強さに幾度となく驚かされました。私だったらまず遊ばれていたと知っても決して復讐のために行動をすることはないだろうと思いました。1人で都会に出るだけでもかっこいいし、何より男子校に入学してしまうというのが本当に凄まじいなと感心しました。それだけの熱意を持って何かに打ち込めるのは、人として尊敬したいなと心から思いました。たとえ目的が復讐であっても、ひたむきに努力してサッカーの技術を向上させようとする翠ちゃんは凄く素敵で心をうたれました。また、どんな酷い相手であっても助けてしまう根っからのお人好し体質も最高に好きでした。

 

今日、恋をはじめます

地味な昭和女とイケメン最低男の青春ラブストーリー

日比野つばきは真面目なことだけが取り柄の女子高生。そんなつばきは妹の髪を可愛くしてあげることが大好き!けど自分にはおしゃれなんて似合わないと思っていた。真面目すぎるつばきは三つ編みおさげで入学式へ。そこで偶然隣の席になる最低最悪のロン毛男の椿京汰に「昭和女」とバカにされてしまう。そのことがきっかけでつばきは京汰にファーストキスを奪われてしまう。女子高生と言う響きに心躍らせていたつばきは京汰にファーストキスを奪われたことで、恋なんて、はじまるわけがない。とそう思っていた。しかし遊ばれているとわかっていてもつばきは次第に京汰に惹かれていく。

未成年だけどコドモじゃないの水波風南先生の作品で、設定やキャラクターは純少女漫画。まさに王道!「こんなやつ好きになるわけない!」というタイプの男の子にだんだん心惹かれていく主人公という内容です。しかし!!一般的な少女漫画にはなかったストーリーのリアルさがとても面白いです。恋愛の楽しいところだけではなく、高校生ならではの壁や不安などが少女漫画チックになりすぎず、現実的に描かれているところがこの作品の魅力だと思います!イチャイチャするだけの少女漫画は読み飽きた、キュンキュンだけじゃなくて刺激も少し欲しい!という方におすすめしたい作品です!

 

好きです鈴木くん!!

波乱万丈

自他ともに認める極度の恥ずかしがり屋で内気な性格である一方、演技に関する才能は並外れている本作のヒロイン星野爽歌が中学校の屋上で1人で演技をしていたところ、同じクラスの鈴木輝にそれを発見され、その演技の腕前を絶賛される。それをきっかけとして、2人の距離は日に日に縮まっていき、やがてそれが恋であることを互いに自覚していく。しかし、輝の幼なじみである伊藤ちひろは、2人の恋を応援したい気持ちの一方で自身の輝に対する恋心をどうしたらいいのかと思い悩んでいた。そんな中、ちひろを想っている鈴木忍がことあるごとにアクションを起こしてちひろの心に揺さぶりをかける。

鈴木忍の超絶面倒くさい我儘おぼっちゃんなところ、ちひろのためにあれこれ気を揉んで分かりにくい不器用な優しさで接してくれようとしてくれるところにキュンキュンしました。ちひろの前では精一杯大人ぶって格好つけているくせに、内心では年相応の子どもっぽいことばかり考えているのが最高に可愛くてたまらなく好きでした。また、ちひろが輝に対する恋心をなかなか断ち切れないことを知って、その都度心底傷ついたような表情を浮かべる時は、見ていて胸が痛んだけれど、普段の生意気な表情とは一変してどこか色気を感じさせるかっこよさがあって惹かれました。どこまでも一途にちひろを想い続ける忍が愛おしくてしょうがなかったです。

 

世界は中島に恋をする!!

かっこかわいい!

175cm57kgの抜群のスタイル、サラサラの茶髪、射るような強い瞳、中性的な綺麗な顔で、区立西中学92代目生徒会長を務め、女子生徒からの圧倒的な支持を得ており「西中の王子さま」とまで呼ばれて慕われている主人公の中島。一方、持ち前の愛くるしい容姿で数々の男を虜にし、交際を求む人が後を絶たない、「西中の白雪姫」と呼ばれている木村美虎都。美虎都は、その日も猛烈なアプローチをかけてくる男子から全力で逃げていた。そして、ギリギリ間に合った電車内で目の前に立っていたのは、中島だった。一目惚れをしてしまった美虎都はその場で中島に告白するもののバッサリ断られてしまう。なぜなら、中島はれっきとした女の子だったからなのである。

本当に全女子が目を輝かせて憧れちゃうような正しく王子さま!っていう感じの中島くんがとても大好きでした。勉強もスポーツも文字通り何でもスマートにこなすし、自分の学校にいたら私も美虎都ちゃんみたいに恋をしちゃうだろうなと幾度となく思いました。そんな最高にかっこいい中島くんではあるけれど、徐々に乙女な一面が開花していってめちゃくちゃ可愛くなっていくのがたまらなかったです。かっこいいのに可愛い、この素敵すぎる2つの魅力を兼ね備えている中島くんが愛おしくてしょうがなかったです。一方、告白は玉砕に終わったけれどその後も良き友達として良い関係を築いていった美虎都ちゃんの真っ直ぐさや健気さに心うたれて大好きになりました。

 

たっぷり恋をめしあがれ

料理王子が本当の料理の楽しさに気付いたのは彼女のお陰だった

工藤美和 17歳、幼い兄妹の世話を忙しい母に代わり一手に引き受けている。学校帰りに幼い兄妹と夕食のメニューの話をしていた。「ねーちゃんのハンバーグ、ボロボロだからママのが食べたい」と駄々をこねられる。そこにクラスメイトの料理王子こと藤山晃が現れる。「特別なハンバーグ食べたくない?」と幼い兄妹に聞くと大いに喜ぶ。美和の家で特別なハンバーグを作ることになった。作っている途中、本当は料理が嫌いで楽しくなかったこと、楽しいと思えるようになったキッカケが美和にだったことを話す。言葉と料理で積極的にいく晃。美和は、発熱して倒れるほどにドキドキする。美和は、どんな方法でどんな答えを出すのか。

全4話 1冊の読み切り作品です。忙しい母の代わりに肝っ玉母ちゃんをやっている美和に感心しました。でも、幼い兄妹に容赦なく美味しくないと言われたところは一緒に凹みました。料理王子が作る"特別なハンバーグ"って何だろう?と思いながら読み進めました。幼い兄妹には盛り付けの可愛いハンバーグプレートで特別感を出し、本当の特別はトマトに込める辺りが憎いヤツと思いました。トマトという食材で愛を深めていく2人のこの先が気になる作品でした。この漫画に登場したトマト料理美味しそうだなと思っていたら、レシピも載っていたので試してみようと思います。

 

天は赤い河のほとり

タイムリープものの名作

明るい少女・鈴木夕梨は高校入学を控えた中学生。しかし、ある日突然水たまりの中へと引き込まれてしまいます。彼女は気付くと見も知らぬ場所にたどり着いていました。人々の服装も見たことがないもの。言葉もわかりません。夕梨がたどり着いたのは、古代のヒッタイト帝国の首都ハットゥサだったのです。なぜ彼女がそこにくることになったのか。それはハットゥサの皇后ナキアが、最大の目障りだったカイルを呪殺するための生贄として呼ばれたのでした。ナキアが放った私兵から逃げ惑ううちに、夕梨はある青年と出会います。彼とのキスで言葉がわかるようになった夕梨。その彼こそが皇子・カイルでした。カイルは夕梨を守るため、側室であるということにし、自身の宮で守ることに。しかし、時代の荒波がカイルを襲い、夕梨はそれに立ち向かっていきます。

現在連載中の「夢の雫、黄金の鳥籠」と地理的には同じ舞台の作品です。時代も王朝もまったく違うため、物語の展開も異なっています。夕梨がとにかく積極的。そして正義感が人一倍強いのが魅力です。
彼女は自身の正義を貫くために戦いへ身を投じることも。やがて国民から「ユーリ・イシュタル」との名で親しまれるようになります。イシュタルは戦いの女神のこと。物語の設定上、戦闘シーンが大変多いです。それも国同士の大きな戦争ですね。大変迫力のある展開が続き、その中で奮闘するユーリの姿が素敵です。戦闘シーンも見どころですが、彼女をとりまく人々との日常風景も描かれています。物語の静と動がうまく絡み合い、飽きずに読みすすめられる作品です。

 

True Love

イケメンな兄との再会!ピュアでキュンな純愛

愛衣と弓弦は仲のいい兄と妹。しかし、まだ幼いころに両親が離婚してしまい、兄は父に引き取られ渡米、妹は母に引き取られ母の実家で暮らすことになる。しかし、二人の両親は9年の時を経て、なんと復縁。愛衣は両親と兄、4人で新生活を送ることに!ひさしぶりに再会した弓弦はとてもイケメンに成長しており、愛衣への態度も昔とかわらずとても優しい。愛衣は弓弦に異性としてときめいていることに気づき、とまどう。愛衣の態度を母親は危険視するが、父親はおだやかに見守っている。弓弦と愛衣は本当に兄妹なのか?二人に血のつながりはある?それとも、ない?ないならば弓弦は誰の子なのか。せつないラブストーリー!

人気作を次々発表する杉山美和子が描く兄と妹のピュアなラブストーリー。愛衣と弓弦は、血縁上の兄妹なのか、それとも血はつながってないのか、読者の多くが気になった作品でしょう。(連載を追っていた読者の私は、次の話が気になってしょうがありませんでした)現在は完結済みの作品なので、結末まで一気に読むことが可能です。少女漫画における妹である主人公(ヒロイン)が兄(ヒーロー)に惹かれてしまう作品は、二人に血のつながりがあろうがなかろうが深刻な雰囲気のものが多いのですが、この「True Love」は主人公の愛衣が、ほのぼのした女の子。なので読みすすめやすいです。かといって軽い話というわけではなく、かなりシリアスな展開もある、読みごたえのある恋愛漫画です。

 

年下男子シェアハウス

あなたはどの萌え系男子が好き?

表題作を含む6作品の短編集。年下男子シェアハウスは、主人公さやか 高2。彼女の家に親戚の男の子が下宿することになった。その男の子は湊 中1。小さくて弟みたいな湊をさやかは可愛がる。湊は、さやかが好きだというも相手にされない。さやかの両親が不在の夜、お風呂から上がったところで雷により停電になる。怖がりのさやかは飛び出し、様子を見に来た湊にしがみついた。復旧するまでの間に色々あり、湊の存在が可愛い弟ではなくなっていた。湊はさやかとのキスの直後、学校の寮に入ると言い出す。それを止めるさやかだが、どのようにして止めるのか。湊が学校の寮に入ると決めた真相は。他、財閥お嬢様と執事、政治家お嬢様と高校生警護官など、女子高生が主人公の恋の話が盛りだくさん。

この短編集で私が一番気に入った話は、おあずけ執事で、財閥お嬢様と専属執事との話です。執事という立場上、お嬢様から指示がない限りは指1本触れられない。けど、好きだという気持ちを行動で伝えながらお嬢様に言わせるために様々な方法を使うところは「これは絶対堕ちる」と思いました。アクセルとブレーキを器用に使い分ける執事に終始ドキドキしました。表題作の年下男子シェアハウスでは、弟扱いしかされない男の子あるあると思いながら読んでいました。雷で停電したところは「可愛すぎるケモノだ!」と恥ずかしながら興奮ぎみに。年上、年下、同級生いろんな立場の萌え系男子が揃っています。あなたのお好きな萌え系男子はどれですか。

 

トーマの心臓

純粋すぎる愛の天使たち

まだ寒い雪の日の朝、ユリスモール(通称ユーリ)が休み明けに全寮制の学校へ戻ると、1学年下のトーマ・ヴェルナーが陸橋から飛び降りて亡くなったと知らされる。ユーリと同室の友人オスカーによると、トーマが亡くなる前、ユーリに宛てた手紙が届いているという、中を見てみるとそれはユーリへ愛を伝える遺書だった。しかし以前から後輩たちが遊び半分で自分への好意を向けていたことを知っていたユーリは取り合おうとしない。オスカーの心配をよそに通常通り振る舞うユーリ。しかし、心の中では確実に、トーマの死への疑問と、己への罪悪感が増していくのだった。月日もたったある日、学校にトーマとよく似た少年エーリク・フリューリンクが転入してきたことで、ユーリとオスカー、そしてエーリクの心の交流が始まっていく。

本作に登場する少年たちは皆ひたむきに愛と向き合っており、その姿に心洗われます。はじめユーリはトーマからの、オスカーは父親からの、エーリクは母の恋人からの愛情を受けることを恐れ苦しみます。しかし苦しみながらも愛情を受け入れる勇気を得て成長していきます。それは自分自身を愛してあげることと同義なのではないかと思います。己の過去の行為から、自分は愛されてはいけないと悩むユーリは友人たちとの交流を通して、自分の弱さとそれさえ包み込むトーマの愛情を受け入れることで前に進むことができました。大人の男女の恋愛とはまた違う、不安定ながらも純粋な子供たちの愛の輝きを切りとった本作だからこそ、名作として残っているのだと思います。

 

なみだうさぎ~制服の片想い~

ちょっとずつ惹かれていく

遠足や運動会なんかよりも一大イベントであり、誰の隣になるのか考えてワクワクとハラハラが一挙に押し寄せてくる、そんな席替えで、主人公である宇佐見桃花のお隣さんになったのは「隣になると一生彼氏ができない」という嫌な噂がある“鳴海空大”であった。その他にもよくない噂があることを知ってしまい、期待に胸を弾ませていた桃花にとってそれは紛れもないハズレであり、いつかは素敵な彼氏ができたらいいなと願望を抱いていた気持ちさえも打ち砕かれたかのように絶望に追い込まれてしまった。そんな中、桃花はその日の出来事を始めたばかりのブログに書き込む。すると、早速そのブログにコメントが付いて温かな内容に癒されていると、鳴海の噂のひとつが真実であることが発覚してしまう。

最初の出会いは紛れもなく最悪でしかないし、読んでいて「桃花ちゃん可哀想だな」と同情してしまったけれど、鳴海くんが本当はただの根暗な怖い人じゃないことがストーリーが進んでいくごとに明らかになっていって、桃花ちゃんと同じように私も鳴海くんの様々な一面を知っていくうちに好きになっていきました。中でも、鳴海くんの印象が大きく変わることになったのは、桃花が生理痛が酷い中で耐えきれなくなって走っている途中に倒れているところを助けてくれたのが個人的にはめちゃくちゃ驚きました。普通だったら経血なんて目にしたら引くだろうに、適切な対応をすぐにできてしまった鳴海くんの対応力が素晴らしくてその瞬間にキュンとしました。

 

ふしぎ遊戯

壮大な恋愛ファンタジー

主人公である夕城美朱は明るくてちょっぴりドジな受験生の女の子なのですが、ある日図書館で不思議な本を見付けます。親友の本郷唯とこの本を読んでしまい、気が付くと現代の日本とは違う異世界に飛ばされてしまいます。どうやらそこは古代中国のようでした。そこで美朱は運命の人である鬼宿に出会います。本の中の人物だと知りつつも、どんどん鬼宿に心を惹かれていく美朱。元の世界に帰りたいという願いを叶える為に朱雀の巫女になり、朱雀七星士を探す旅に出ます。しかし、親友であった唯ともすれ違いが生じて敵対関係になってしまいます。美朱は元の世界に帰ることが出来るのか、唯と和解することが出来るのか、そして鬼宿との恋の行方はどうなってしまうのか。

とにかく色々な要素の詰まった作品です!恋愛・友情・戦いなど飽きることが一切ありません!美朱と鬼宿との恋愛シーンにはキュンキュンします。そして、何と言っても世界観が本当に素晴らしいです。古代中国という世界や朱雀や青龍といった聞きなれない言葉でしたが、この漫画を読んでそういうことにも興味を持つようになりました。キャラクター達もみんなキャラが立っており、涙なしには見られない展開や、予想をしない展開など続きが気になって仕方なかったです。現実的ではないストーリーですが、それが本当に面白くて、よくこんなことが思いついたなと感心します。

 

放課後オレンジ

小さいヒーローにキュンキュン

主人公の桜井夏美は中学一年生にして170cmの陸上向きの身長を持っている活発で明るい女の子。そんな夏美が所属している陸上部では、毎日のように陸上とは何ら関係がないように思える練習メニューばかりが行われていた。それを取り仕切っているのは中学二年生の部長で、151cmと非常に小柄な体格でありながらハイジャンプの競技を専攻している三浦翼。夏美は、毎日サッカーやバスケばかりをやらされて翼に対しての不満は日に日に募る一方。そんなある日、夏美は翼のハイジャンプを実際に見て心を揺さぶられる。それ以降、翼に対する意識が好意的なものへと変化していく。

この漫画をきっかけに身長が小さいヒーローにキュンキュンするような体質になりました。翼先輩は、たまに何を考えているのか分からなくて読んでいて居心地の悪さを感じてしまうことが頻繁にあったけれど、翼先輩の考えていることはいつでもしっかりしていて、ちゃんとした理由が伴っていることがほとんどで、シンプルにかっこいいなと思いました。夏美の緊張をほぐそうとしてくれるところ、夏美がピンチに陥ったときに誰よりも早く駆けつけて助けてくれるところ、そのどれもがキュンキュンせざるをえなかったです。そして、小柄な体格なのに鍛えていることがありありと分かる程よく引き締まった上半身が何よりもたまらなかったです。

 

僕は妹に恋をする

僕妹

タイトル通り兄妹が恋をするストーリーです。少女漫画ならではのカッコイイお兄ちゃんがカワイイ少しおっちょこちょいな妹を好きになります。一見とても仲が良い兄妹に見えて兄は特別な想いを持ちはじめます。その想いに気づいた妹はダメと思いながらも兄の事を気になりはじめてしまう相思相愛物語です。お父さんとお母さんは一つ屋根の下にいるので薄々と勘づかれてしまい離されてしまいます。バレるかバレないかの瀬戸際でヒヤヒヤするところもありドキドキ感も止まりません。そして最終回に近づくにつれて実は本当の血の繋がりが無いと言う事がわかってしまうのです。

私がこの少女漫画を読んでいた頃は中学生ぐらいでした。思春期の私にはとても濃厚で悲しくもどかしいところもあるけどこんな恋も良いなと思ったぐらいドキドキしハマっていました。友達に貸して貰い読んでいたので毎日僕妹の話で盛り上がっていました。こんなカッコよくて今で言うあざと男子なお兄ちゃんが欲しいなと思っていました。映画でも実写化されて映画もとても良かったですが、私はやっぱり文庫本の方が感情移入しやすく自分が妹になった気でいました。今でもたまに思い出してもう一度読み直したいなと思うぐらい印象が強い少女漫画でした。

 

萌えカレ!!

2人の男子にキュンキュン

主人公の若宮ひかるは、少女漫画やアニメなどのサブカルチャーを愛している世間一般で言うオタク女子。夢見がちなところがあり、自身が現実の男の子に恋をするとは全く思っていなかった。そんなある日のこと、街中を歩いていたひかるは複数人の男子高校生に絡まれてしまう。そんなひかるの窮地を助けてくれたのは、偶然にもその場に居合わせた壱川新。新に助けてもらったことに喜んでいたところ、なんの前触れもなく新はひかるに口づけを交わす。ひかるにとってはまさにそれが初めてのキス。ひかるは、予期せず大事なファーストキスを初対面の新に奪われる形になってしまった。

本田宝くんと壱川新くんの間で揺れ動くひかるちゃんの様子に凄く共感してしまいました。宝くんも新くんも本当に魅力的な要素が多すぎて、実際に私がひかるちゃんの立場だったら選ぶことなんてできないかもしれないと思いました。まさに好青年を絵に書いたような宝くん、一方、夜遊びばかりで口も悪くて強引ではあるけれど時たま見せる優しさが最高にかっこいい新くん、どちらも好きでしかなくて幾度となく彼らにキュンキュンさせられました。また、ひかるちゃんの純粋無垢なところが可愛くて読んでいてとても癒されました。女の私でさえもひかるちゃんの可愛さにはドキドキしました。

 

最後に:Sho-Comi連載の人気少女漫画

個人的にオススメなのは「今日、恋をはじめます」です!

とにかく胸キュンが止まらない作品です!

他にも気になる漫画があれば是非チェックしてみて下さい。

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